愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

桜ライド2013 「がいせん桜」

やってまいりました〜!
新庄村「がいせん桜」。
桜ライド2013の締めくくりはここっかないっしょ〜!
R429〜吉備中央町〜県道30〜落合〜R313〜勝山〜R181〜美甘村〜新庄村入り。バイク185km。
明治39年日露戦争の戦勝を記念して、旧出雲街道宿場町の両側に植えられた133本のがいせん桜。当時の面影を残す歴史的な建物を優雅に彩る。

老木がいせん桜は、新庄村の懸命な樹勢回復治療で若木に負けず、今年107歳を迎えた。ソメイヨシノでこれだけ長寿で多くの桜はほかにないそうだ。
包帯のようなものを身にまとった桜木がいたるところに。治療には1本10〜20万円かかるらしい。数日限定で行ったライトアップも、村民の好意の電気提供だったらしく、桜を愛する地元の努力に感謝し観賞させていただく。

ここまで来たら、さすがに体感温度が違う。寒い〜っ。
県南ではすっかり葉桜と化しているのに、再び桜の花が観れて感動。
がいせん桜並木の下には江戸時代に造られた石積みの水路が流れ(新庄宿の小川)、生活用水として利用されている。その流れが四季折々に奏でる清涼感のある音は、ふるさとの調べとなっており、日本の音百選に選ばれている。
せっかくここまで来たから、バイクでがいせん通りを何度も何度も往復する。
なにやら湯気の立っている建物が・・・。
草もちを作っているご婦人達。

夏の昼と夜の気温差の激しい新庄村は、おいしいもち米が特産で「ひめのもち」として有名である。
「おはようございます。つきたてを一つ、分けてもらえませんかねぇ〜。自転車で来たんで、一つだけでいいんです。すぐいただきますんで。」

一つ150円とのこと。中にはこしあんぎっしり。
「おかあさんら、婦人会ですか?」
「いや、老人会。後期高齢者の集まり。」
「いやいや、ギャルの集いかと思いましたぁ〜。」
「新庄村の餅は、こねるとき水を一切入れないってのが有名ですよね。」
「ハハハ・・。それはイベントのときだけ。杵のつき手がおらんでしょ。あれは難しいんだよ〜。餅を隅に引っ張りながらくっつかないようにするの〜。」
餅つき機ながら、餡は小豆から煮た手作り、おかあさんらが朝摘みしたヨモギと、添加物一切なしの代物です。おいしい。
「ほんで、オートバイでここまで来たの?」
「違うがな、おねえさん自転車で来たって言ようたがな。」
「何キロくらい?」
「90kmくらいですかね。」
「90km???」←バカタレを見る目。
「ごちそうさまでした。」
お代を払おうとしたところ、
「ええから、気をつけてお帰り〜。」
「えっ、すみません。また来ますから、おかあさんら来年もおいしいお餅作っててよ。」
「あいよ〜。」
道の駅、メルヘンの里新庄には色とりどりのお餅が売られている。

弁当(800円)を買う。

ミニ祭り寿司、「ひめのもち」でこしらえた三菜おこわと桜餅も入った、ちょっと贅沢な一品。

がいせん桜通りの側を流れる新庄川の堤防では、紅八重しだれ桜が楽しめる。
ここで花見弁当としゃれこみますか。
庄川のせせらぎを聴きながら春爛漫のひとときを堪能。
風流だねぇ〜。
日本酒の一杯でもやりたいねぇ〜。


花期は一瞬ながら、私の中では、最も美しい花、桜。
期待を裏切らず、春の訪れとともに、毎年咲かせて魅せてくれる桜。
私自身も、生きていく中、毎年自分を咲かせるように、努力していきたいと思います。
そして、満開に表されるような一生懸命な生き方をしていきたいと思います。


桜花爛漫、2013春。ありがとう。


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