愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

2014皆生Vol.3〜ラン編〜

トランジションエリアへ。
まず一番に相棒もっさんから借りたGPS時計の衛生信号を受信させる。キャップを被り、小さめのウエストポーチをつける。ウエストポーチの中にはアミノ酸クエン酸のパウダー、パワージェル、日焼け止めを入れている。
厚手のソックスを履き、ランシューズを履く。アームウォーマははずす。
ゼリー飲料を補給し、クライマックスのランスタートへ!
スタート地点でもっさんのエール。
「去年より30分早いスタートで!!」
「ラジャー!」
今年もラン練習はトレミル短距離走がメイン。レース直前に20〜30km走を3回行った分、去年より多少脚が出来ているはずだ。
ブリックランも出来ればしておきたかったのだが、出来てない。まず100km以上のバイク乗り込みの時間がなかなかとれなかったし、単種目のトレーニングとなってしまった。
序盤から足が痺れて痛い。やっぱバイクシューズを検討したほうがいいか。
肌の露出部分の日焼けがひどい。ヒリヒリする。
トライウェアは大きく肩を露出しているため、長年トライアスロンをしている人は後肩に紫外線ダメージによるジャガーのようなシミを作っている人が多い。
これを防ごうとバイクスタート前にトランジションで後肩だけに日焼け止めを塗りなおしたのだが、バイクポジションでは後頚部、そして大腿前面に紫外線ダメージが大きく来る。
エイジグルーパーにとってはバイクパートが最も紫外線の強い時間。
ここでの紫外線対策が重要。トランジションで日焼け止めを塗る時間をケチるんじゃなかった。
ランパートでは信号待ちを強いられるから、その時間を利用して日焼け止めを塗れるのだが、時すでに遅し。塗っても痛いばかり。
普段日焼けを極力避けているため、色白ハニーにとってスーパーダメージ。
日焼けぐらいどうでもいいがな!と思われるだろうが、
長年トライアスロンをしている女性って、紫外線ダメージによる深い皺、パサパサの髪の人が多い。
もちろん外見なんかじゃなく、内面が輝いていることこそ大切なんだけど、
私もいずれそうなるとしても極力防ぎたいな。
女に生まれてきたからには、死ぬまで女にこだわりたい、そう思ってるから。
えらい紫外線ネタひっぱったな。
さて、スタートして間もなく、トップの選手が折り返してきた。
信号待ちしてこっちをみているあの人はもしかして・・
しんちゃん(愛知県のトップアスリート谷新吾選手)だ!
調子よさそう。
かぼす君も折り返したきた。
スイムスタート前に再会したとき、「ランの折り返しで会ったら声かけますね!」と言ってくれた。
そんなことはいいから0.1秒でも早くゴールしてほしかった。
かぼす君はしんちゃんとの接戦の最中にも私に気づき、エールをくれた。
なんてすごい人。
これから長い長い苦しみになるだろうけど、頑張る勇気が湧いた。
といっても(エイド込みで)キロ7分後半から8分くらいしか出ない。足が痛い。
もっさんから言われていたとおり、キロ9分以上には極力落とさないよう踏ん張る。
人間というものは不思議と痛みが麻痺してくるものだ。
胃腸はまったく問題なく、負担がかからない程度にエイドでこまめに食べ物を補給し、水分の取りすぎには注意しながら進んだ。
それにしても境港の折り返しは遠いな〜。やっぱしんどいわ。
折り返しの公園近くの私設エイドの女性から、
「アイスクリームいかが?」
アイスクリームは現時点重たいんじゃないかと思ったが、おいしそうだしめずらしいし、遠慮なく、
「いただきます!」
すると私設エイドの女性が
「わー、なにこのジョシ、エネルギーが満ち溢れてる!」
へぇ〜っへっへっへっ、わぁ〜っはっはっは、お〜ほっほっほ。
「いえそれほどでも・・・実はそうですっ!。」
アイスを食べて走りだしたら、けつまずいてしまった。
こんなとこで、こんなとこでまさか転倒そして捻挫などできんぞ。
必死で踏ん張り立て直す。
エイドの皆さん「あーよかった。ホッ。」
境港弥生緑地公園周辺では、キロ10分にまで落ちた。
目印のリストバンドを受け取り、折り返す。
さあ、ここからが勝負だ。
エイジグルーパーにとっては特に、ランは折り返してからが勝負だと思う。
気温が下がり、自然に上げていけれるからだ。
去年は夜行タスキを折り返し前に受け取ったが、今年は折り返してだいぶたった復路で受け取った。
こんな小さな変化、展開がうれしいものだ。
2kmごとのエイドには毎回寄るが、滞在時間は最小に。
背中に氷を入れ、カットバナナを2個食べて、梅干1個をエイド一つ飛ばかしで食べて、氷水を手に持って一部飲んで、残りは体にかける。
補給方法を儀式化していた。
残り10kmからはキロ6分台にまであげ、ゴールにまっしぐらに向かう。
調子があがってきているときの皆生名物信号止めは、まるで拷問だ。
大きな交差店ではもちろんきっちりと厳守だが、比較的小さな交差点では安全確認ができればボランティアの人が「どうぞ。」と通行させてくれることがあった。ごくごくたまーにだけど。
東山陸上競技場手前、ゴールまで秒読みの時点で、後方にいたミヤワッキーに越される。
「あんた、やるが。」
ミヤワッキーの背中越しに
「でも、絶対ゴールまでには刺し返しちゃる。」
ゴール手前400m、スプリント!
「は〜い、赤信号止まって!」とマーシャル。
ここで、ここで止めるかよ、皆生トライアスロン
全然車の気配すらないし。
イライライライライライライライラ。
GOサイン。
MAX魂走りで陸上競技場へ入る。
お〜りゃ、おりゃ、おりゃ、おりゃ〜〜〜っ!
今年も栄光のゴールテープを切りましたとさー。
さんちょあがりっ!