欲望に忠実に

昨日「初恋」の曲をUPして思ったんだけど、そういえば昔の自分は好きな人にも話しかけも出来ない、内気な少女だったなぁと。信じてもらえないかもしれないけど。
20代の時、マザーテレサの本を読んで感動し、本気でインドの「死にゆくひとの家」でシスターとして働きたいと思ったあの頃・・・。
私がシスターか・・・。自分のことが自分で分かってきた今考えると・・・。
どう考えても、違うだろう。
こんな煩悩の塊が。十中八九、破門になっていたことだろう。

ずっと苦しかった。
そしてその苦しかった原因は、よくよく考えてみると、自分を偽って生きていたんだなあ。
というのは、実は内にものすごく激しい感情を抱えているくせに、外に出せずにいい子ぶっていた。
内と外が一致していなかったのだ。
あのままいってたら、遅かれ早かれ精神疾患になっていたに違いない。

認知症の患者さんが、私達看護師に卑猥な言葉を発したり、行動に出ようとすることがある（とくに元公務員などのお堅い職業の人が多い）。
そのほか、元デパートマンなどの徹底して客に頭を下げるサービス業の人が「人を馬鹿にしやがって！」とスイッチが入ったように爆発する例や、姑に長年仕えてきた嫁だった人が人格破壊された例とか。認知症になると理性が飛んでその人がむき出しになることがある。
やっぱり人間は自分を抑圧して生きてはいけないなと・・・。

あと日本で最近、年金生活の高齢者の万引きが多い（別にジャン・バルジャンみたいに生活に困窮しているほどではないのに）というのを聞いて、そんなら未成年の時に万引きしとくほうがまだマシ、なんて考えたりする。あ、これは違うか・・・。

やっぱりある程度、その時々で自分の欲望に正直に生きていったほうが、結局平和に収まるかなあって。

今では草食女子から完全肉食女子に変わり、いえ、本当の自分になり、むしろ欲望を抑えるほうが大変です。

自分を出し切り、解放し、自分らしく生きるための、手段なんです。
トライアスロンは！

語りつくせませんが、これから深夜勤入りなので仮眠します。
おやすみなさい。