田植え2017

実家の田植えの手伝いに行った。
急激に末梢神経障害症状が出て、歩行がおぼつかなくなり、去年の稲刈りではコンバインに乗れなかった父。精密検査で診断がついて意外な難病だった。長生きの家系だし、徹底的に検査して他には異常が全くなく、治療後徐々に回復し、農作業も出来るようになった。
機械を使ってる父が一番父らしいし、うれしく思う。
「わしにしか出来ん。」と思ってるうちは活躍してほしい。
苗の運搬が力仕事なので、下手間をしたが、

田植え機が通ったあとぬかるみの中をならす作業がまた重労働で、腰の曲がった母に変わろうか？と声かけるが「あんたには無理。」
32度を超える炎天下の中、70を過ぎた2人がノンストップで働く姿には脱帽。
現役でベストを尽くしている両親を見ると、まだまだ自分は子どもで、とてもかなわないなと思う。
地道に、こつこつと、生産業を営んでいる両親をこの年になって本当に尊敬する。
収入が低くても、社会に貢献する立派な仕事をしている人はたくさんいる。
実入りがいいから価値がある職業だとは言いきれない。
肩書とかの社会的な飾りをとったら、何も残らない人だっているだろう。
両親の実直な生き方は、自分にとって偉大だ。
自分はまだまだ未熟者。もっと頑張らなくちゃね。