愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

日常の中に生きざまがあり、信念持ちつつも柔軟性は大切だ


連日超残業が続き、運動お休み。今日は息子の旅立ちを見送って、センチメンタル気分からの、気になっていた映画鑑賞。
モノクロ演出がお洒落で効果的でしたね 。
90分台とコンパクトだけど内容が深いので長く感じ見ごたえありました。1969年、北アイルランドベルファストの町でプロテスタント過激派がカトリック市民に暴動を仕掛け、平和だった日常が突然破壊される 。9歳の子の目線から目前の現実を純粋に見つめているため、素直にこの状況をどう感じるかという視点でとらえられる 。お父さんお母さん役が美男美女過ぎて見入ります 。そしてウイットに富む円熟した祖父母 。おじいさんの「聞こうとしないから分からないんだ。」「正解が一つなら戦いは起こらない。」の言葉にはっとする。
日本は宗教に寛容でこだわりがないところ、自然神崇拝など思想重視でないことを幸いに感じた 。宗教にしても政治にしても人種問題にしても、火種にして争いにするけれども、思想と自分の人格を同一化する必要なんてない 。生きる上で、拘りより柔軟性の方が大切だと感じた 。思想は自分を保つ信念にもなるし、他人の自由を奪ったり攻撃する引き金となる。一方、生まれ故郷や家族に愛着をもつのは当たり前の権利だ。
一家がイギリスに移住し、最後おばあさんがベルファストに残るのだか、自分の将来を重ねました。日常の中にこそ、生きざまがあります。