第23回矢掛本陣マラソン全国大会

見てください！この戦利品。大漁なり。（お麩とジャムは3kmに出場した娘の飛賞）
飛脚コース（ハーフ）女子の部16歳以上
記録：1時間51分56秒　順位：種目別3位/16人中
なんと、入賞です。初のハーフ2時間切りです。
江戸時代の宿場町矢掛を走るこの大会。今年から20kmがハーフに変更。娘の希望もあり、来週の吉備路フルの調整というか練習として出場しました。
一箇所きつい登りがありましたが、他はそれほどきつくなく走りやすいコースでした。しかも女子のハーフエントリーが少ないのでこの程度の記録で入賞(３位まで）、女性はねらい目の大会ですよ。
復帰第2戦だし、練習不足だし、フルマラソンに備え軽〜くいこうと思ってたんですが。
実はある女性に出会えて本気モードで行けました。
スタートから少しして、私の前を走っていた小柄の女性を追い越しました。ところがそのあと、その女性がずっと私をマークしているのがわかりました。粘り強くなんどもなんども追越をかけてきました。そのたびにダッシュをかけ引き離そうとしました。でも決定的に引き離すことは出来ず、私の影のほんのすこし後の彼女の影が常に見える状態。かなりの追い詰められ感です。私の給水時や応援の子どもとのハイタッチ時も迫力の追越をかけてきます。
でも、追い越されたら終わり。その後引き離されたら、相手がペースダウンしない限り、まず抜けない。
だから、絶対に抜かせない！
トライアスロンにせよ、マラソンにせよ、人に勝つとか負けるとかじゃなく、自分の心と体に勝ち、自分自身を克服するものだと思っている。
でも、いまやっているのは、まさに相手を意識した小競り合い。
彼女のピッチの速い足音が近づくたびゾクッとした恐怖感を覚える。
でも、絶対うしろは振り向かんよ。振り向く数秒を費やすより、前へ！
今日は寒い中、のぼくんが自走で応援にかけつけてくれました。ライドによる途中途中のエール、うれしかったよ！
最後の最後まで食らいついてくる彼女。そのたびダッシュ繰り返す。
あと、2km・・・1km・・。踏ん張る。眠ってる私のチカラ、目覚めよ！
ゴール！
彼女を迎え、握手を求めました。
「ありがとうございました。貴女のおかげでがんばれました。」
「いや、余裕の走りで、かないませんでした。」
余裕ないけど・・・。
見知らぬ人、今日だけのライバル。素敵なライバル。