愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

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眼を覚ます時が来ている

就職支援業務に携わっている塾長ブログで、労働意欲のない人たち、生活保護制度について述べられていた。


日本国憲法第25条 
すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は、すべての生活部面について、社会福祉社会保障、及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。

この条文は、国民の生存権を保障する規定であり、福祉国家の建設を希求するわが国の憲法では最も重要な条文の一つである。


生存権」という権利。
確かに、誰でも持ちうる権利。
しかし、多くの人の血のにじむような努力や犠牲の上に成り立つとすれば、許されるだろうか。
ちょっとづつ、皆で出し合い、扶助すれば・・・なんて、のん気なこと言えない世の中だと思う。今の日本は。
少子高齢化。老人1人を現役世代1人で支えることになるのは秒読みだ。
震災も起きた。放射線問題解決には何十年という時間を要する。


以前テレビで生活保護を受けている人が、「これだけ支給額を減らされた。夕ご飯の魚の切れ身を半分にしている!たまりませんわ。」
と言っていた。
正直、気の毒かもしれないが、そもそもどうして生活保護を受けなければいけない状況になったの?と感じた。


生活保護制度については、犯罪者を未然に減らすなど、治安的な意味合いもあると思う。
しかし、あきらかに、受給者はこのような対象者以外の人に拡大している。
もう、日本はアメリカのように医療も満足に受けられない、働かないならホームレスの選択しかない完全資本主義国家になるか、スウェーデンみたいな給料はほとんど税金で取られるけど、保障が充実している完全社会福祉国家になるかしかないと思う。


しかし、社会福祉の充実には、国民に真面目に働く人が多いことが前提。こんなに生活保護が多い日本では、アメリカみたいになるしかないだろう。


話は変わって、スウェーデンの人の生活が以前テレビで紹介されていた。
完全社会福祉国家。確かに、老人ホーム等の施設や在宅サービスはものすごく充実していて、無料で受けられ、老後が安心して過ごせるようになっている。
しかし、施設で暮らすお年寄りが泣きながら言っていた。
「息子は月1回覗いてくれるだけ。」
現役世代はフルタイムの共働きが当たり前。高い税金を収めなければならないからだ。高齢者サービスは充実しているが、ビジネスライクな触れ合い過ぎて、身内の愛に飢えているように見受けられた。
そして、こんなに福祉が充実しているというのに、ホームレスが割りといるのだ。国の制度に適応出来ない人たちだ。
さらに、高い税金のため労働意欲が湧かず働かない若者もいる。
世の中は複雑だ。


扶助が人間を弱くすることもある。
大切なのは「自助」。
眼を覚ます時が来ていると思う。