愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

人生カウントダウン、いや、人生カウントアップ!

クリスマスシーズンも過ぎ去り、今年もあと僅か、カウントダウンですね。
この一年がいい年だったかどうだったか振り返って、人様からどう見えようとも、自分ではこの一年も何かしらの成長があったはず?のつもりです(笑)。
残り少ない人生、自分自身でだいなしにすることなく、一年一年をかけがえのない年にしていきたいです。


それにしても、40歳を過ぎてから私もやたらに人生、人生と言い出し、年寄りくさくなったもんですね。
いや、自然とこうなってしまうんだよね。
だからといって保守的になってるわけではありませんよ。
時間の大切さが身にしみてくるということです。
この前、職場の20代の子が言うわけですよ。
「私、結婚もできそうにないし、歳とっていい施設に入るために貯金してるんです。」本気で言ってる彼女。
「はっ!?それその歳で言うセリフ??老後のことなんて私でも考えてないよ〜。」
若いときは、自分にどんどん投資すべきだと思うけどな〜。
そしていろんなことを経験すべきと思うけどな〜。


自分が若いとき、年配の人から
「苦労は買ってでもしなさいよ。」と言われ、
「苦労は苦労したい人がしたらいいと思います。」
と言い返していたが、
40過ぎてやっとこの意味がわかった。精神年齢低いもんで。
失礼だが、本人こそ自覚していないが、世の中あまり苦労していない人というのは確かにいる。
一定の地位にあり他人からの忠告を受けることがない人、
ライフステージ毎の課題をこなしていない人、など。
この人達は本当に打たれ弱い
最近では生き方も多様化し、個人の自由がやたら主張されるため、親きょうだいでも生き方について、なにも忠告できないおかしな時代だ。
じゃあ、その自分自身が自分を律せるかといえば、私なんかはとても自分を客観的にみて律することなんてできない。
それに弱くて淋しがりやだからとても独りで生きていくことなんてできない。
だから、あえて苦言をくれる存在の人を大事にしていきたい。
それは決して「干渉」ではなく、自然に心配して言ってくれてる言葉ですからね。
相手の立場を無視して、表面的な、綺麗事しか言わない人は、物事の価値やありがたみに気づきもしない。感謝も満足もない。
つまりいわゆる苦労した人間ほど味わい深い人生が送れる。
苦労って言葉は受身的で好きじゃないんで、「体験を重ねる」とか「鍛錬」って言葉に置き換えたいですけどね。


この前、みつマラソン走り終えた車の中でもっさんとちょっとだけ話してたら、駐車場で隣に車止めてたシルバーランナーから、
「着替えるからじゃまだ、のけろ。」と言われもっさんが
「筋の違うこと言うな、スペースの中に止めてるし、広いとこで着替えたいんならそっちが場所変えてすればいいがな。」と言い返していた。
そんで2人で「歳とるとわがままになるって言うよな〜。」と話してて、
そういえば、仕事でも高齢患者さんで状況まったく無視で、いますぐ自分の要求を一番に聞けという人は多いし、ジムでも高齢会員の人で「お前のトレミルの足音が気に入らん。」とか「わしがこれから泳ぐから向こうのレーンに行け。」とか平気で言う人がいますからね。
人生残り少ないから自分が一番、って感じになるのかな〜。
自分も気をつけないと。


ほんで思い出したのが映画「タイタニック」。
私があの映画で一番印象に残ってる場面は、タイタニック号がいよいよ沈んでいくシーン。
乗客数より絶対的に少ない救命ボート数。
その中で、パニックが起こるわけですよね。
我れが先と殺し合いも起きます。紳士淑女のセレブ層の人たちです。
その中、音楽隊は救命ボートに乗ろうともせず、自分達は静かに音楽を奏で始めます。
魂を満たすもの(宗教)を持った者の強さですね。
それと、主人公ジャック(ディカプリオ)が、女性を流木に乗せて、自らは海の底に沈んでいくシーンですね。「君は生きろ。」と。
女性を愛していたから、というより、船の中で「たった一時でも愛し合ったその女性を守る自分」というのを自分の人生の最期として選んだんじゃないかな。
貧しい絵描きだけど、セレブよりよっぽど品格高いですね。


欲があるから、生き残りたいんですよね。
生にこだわるんですよね。
生き残ってまでやりたいことは一体何なのか。
何にまだ満足していないのか。
みんながみんな分かっているわけではない。


毎日真剣に生きていたら、最期のときも自分にふさわしい選択ができるんじゃないかな。


生き方が多様化しているというけど、
いつの時代も正しいことは一つのような気がする。
人生とは、
生まれてきて、
与えられた生が土地だとして、
自分で耕し、
種をまいて、
水やりや、肥料を与え、害虫や雑草からまもって、
自分で刈り取り収穫して、
最期には更地にしてかえす。


日本では、歳を取っていくことにマイナスイメージだけど、
アメリカではプラスイメージとしての学問が成立している。
「人間は、歳を取っていくごとに成長して、成長して、もうこれ以上成長できないというところまで成長して、最期を迎える。」


そう、まさに、人生カウントアップなのだ。