「謝」の年、2013を振り返って

今年の抱負を漢字一文字で「謝」と表した。
この一年感謝の気持ちを大切に取り組んでいこうと、この漢字を選んだ。

今年の夏は、尋常とは思えない猛暑だった。
そんな中、7月にトライアスロンを始めた当初からの目標であった「全日本皆生トライアスロン大会」完走、9月に「児島半島港めぐり100kmマラソン」の完走を果たすことが出来た。
どちらも去年1度目の挑戦では厳しい洗礼を受け、未完走に終わった大会だ。
しかしその経験が、この1年間、日常生活の中に、常に課題と張り合いを与えてくれたことは確かだ。
状況が難しかろうが何だろうが必ず、再び挑戦するのだと。
そして必ず、自分に納得が出来る形で帰ってこようと、心に誓った。

この2つの目標が達成出来たのは、もちろん、応援してくれた人の存在があったからだ。
自分の力だけでは、とても成し遂げることは出来なかった。
一人一人のお名前は割愛させていただきますが、エールをくださった皆様に、この場をかりて心より感謝の意を表したい。
本当にありがとうございました。

目標の大会に出場でき、お粗末ながらもそれに向けての練習時間を捻出し、こうして好きな趣味を継続していける自分を、ありがたく思います。
今年は新しいバイクも購入し、家族に負担をかけました。
トライアスロンを始めたとき、家族からは大反対でした。
何を言い出すのかと。
疲労から落車事故を起こしたり、その他アホな武勇伝も多々あり・・。
それでも、トライアスロンが好きで好きでしょうがない私のさまを見て取り、
これはやめさせたら廃人になるぞと諦めたようです（笑）。
ここまでまさに丸4年かかった・・。このスタイルを定着させるまで。
ほんとに家族には感謝しています。
でも、うちの家族は、
「おかあさんのかっこいいところ、観に来る？」
「どうせガソリン代いるんだし、一緒にドライブしない？」
と、大会に誘っても、
一同「・・・しょーもなっ！」
冷てぇ〜（泣）。
まあええわ、そもそも、私は大会は戦場だと思ってるし（酷暑だし）、女（夫か）子どもの来るべきとこじゃねぇーと思ってるし、
むしろ自分の聖域に、テリトリーってもんに、家族は入ってほしくないね！
別に同伴ゴールなんていらねえょ。
ゴールテープは一人で切るんが一番かっちょええ！
まっ、うちの家族は大地震が起きたら、津波が来る前に、それぞれ居る場所から、てんでんばらばらに逃げて、後で合流するタイプだな。
そのほうが助かる確率が高い。
さて、うちの現金な家族は置いといて・・・。

今年はすばらしい出逢いがあった。
今年の皆生トライアスロンも完走危うかったが、トライアスロン仲間もっさんが、ゴール手前で、
「わしが陸上競技場で骨を拾ってやるから、思い切って行け。」
と言ってくれたあの言葉が、背中を押してくれた。

児島の100kmマラソンも完走危うかったが、私が「例え会場が引き揚げても、私は一人、ゴールを目指すよ。」と言った時、
サポートランナーさっちゃんが、すぐさま、
「私も朝まで付き合います！ハニーさん。」
と言ってくれた。

こんな言葉を、いったいどこの誰が、かけてもらえるだろうか。
私はほんとにほんとうに、幸せものだ。
今でもこの言葉を思い出すたび、目頭が熱くなる。

まっ、私がそれを言わしめるだけのいい女ってことなんっすけどね〜。
わっはっは。

とにかく、この2人のくれた言葉を、私は一生忘れない。
これから先の、試練に立ち向かう場面でも、思い出し、踏ん張りたい。

この、「人の気持ちがくめる」人達。
土地でいえば、十分に耕された人達。
そんな人との出逢いを大切に、心の宝箱にしまいたい。

そしてこれからも、そんな言葉をかけてもらえる自分であり続けるように、
努力していきたいと思います。

ありがとう。すばらしい年、2013年に心より感謝します。

皆様、今年もお世話になりました。
よいお年をお迎えください。