愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

マイペースに、ゆっくりと

お久しぶりです。ハニーです。

今年も終わろうとしています。

皆様、お変わりなくお過ごしでしょうか。

ブログをお休みしてから、とんだトラブルを起こしてしまいましたが、2010年は全体的には、トライアスロンにも出会え、いろんな方とも出会え、勇気をもらい、励ましてもらい、本当によい年でした。

恥ずかしいけど、報告まで。

去る11月12日深夜1:30頃、バイク乗車中落車し、顔面に怪我をし、合計5箇所縫合しました。

生意気なことに自分としては練習がノリに乗っていて、バイクにもっと乗りたい、少しでも多くまたがっていたい、サドルから降りたくないという感覚でした。

そして禁断の夜勤でもバイク通勤してしまい、その矢先の事故でした。

そもそも夜の走行は危険ですが、夜勤帰りでは疲れや集中力低下で車でも事故したり、違反で捕まってしまったりはよくあることです。なのにそのタブーをやってしまい、痛い目に遭いました。

たぶん半分居眠りだったと思います。

一瞬のことでした。

おそらく縁石に乗り上げたのち、車止め?のポールに激突し落車。

「あーやっちまったー。」と思った瞬間、左顔面が熱ーくなってきました。

ボテッ、ボテッ、っと暗闇でも血が落ちているのがわかります。

自宅と主人の携帯に電話するものの、留守電になるばかりだが繰り返しかけ続ける。

そうだ主人はお酒を飲むと寝入って目覚めないんだった。

10分くらいそうしていたらぼっーとしてきて、全身がガタガタガタガタ震えてきた。寒い。

こんなに血だらけでは、タクシーも乗せてくれない。

近頃では軽い腹痛とか腰痛でも簡単に救急車を呼ぶ人が多い。

だから、呼びたくなかったんだけど、しかたなく、119当番した。

「自転車でこけて、顔を怪我しました。自転車のライトを点滅させています。」

まもなく救急車到着。2名の救急隊員の人が私の姿をみてなにげに後ずさりしているのがわかった。なんでこんな真夜中にこんな怪我した女が?と思ったのだろう。

「顔だけです。他はなんともないです、ほら。」と手足を動かしてみせる。「顔の受傷だけですね。自分で架台に乗れますか。」「大丈夫です、大丈夫です。それと自転車も乗せてもらえませんでしょうか?」と前輪をはずしてちゃっかり救急車に載せてもらった。

以前黒プリンスさんが救急車で運ばれる時「ハニーさん、ああゆう時にはね、バイクジャージをジョキジョキ切られて裸にされるんですよ。」と聞いていたがさすがにそれはなかった。

「仕事帰りなんです。勤務先の病院に運んでほしいんですが。」

救急隊員の人が電話連絡する。

「そちらの職員の方なんですが、顔面損傷、出血と腫れが激しいです。」と伝えている。

「すみません、直接Drと話したんですが、内科の先生で受け入れは出来ないとのことなのでK大病院に搬送します。」

当直が内科医師はわかってるけどたいした怪我じゃないんだから、ガーゼあてて横にならしてくれてればいいのにと思ったのにおおごとになってしまった。

自分が患者として、救急車に乗ったのは初めてだった。

K大病院に到着し、流れるようにCT・レントゲン撮影・血管確保・破傷風ワクチン接種。あれよあれよとまな板の鯉状態。幸い女性の形成外科医師がいて非常に丁寧に傷を洗浄し、縫合してくれた。すべてが済むと朝になっていた。

実家の両親と弟が来院し、妹のだんなさんが直接我が家へ行きインターホンで主人をたたき起こしてくれた。

主人は来院して私の顔をみるなり、「先生、こっこれはいったいぜんたい元に戻るんでしょうか?!」と動揺していた。

Drから、「今はそういうことを言える段階ではありません!」と怒られていた。

「出血、腫れともに激しく顔面の動脈を切っている可能性が高い。最悪の場合、顔面の皮膚が壊死するおそれがあります。そうなりますと、手術です。」

顔面壊死?顔の一部を切断するのか・・・。マジ?

明るいところで見ると白いバイクジャージが真っ赤に染まっていた。バイクのフレームとシューズにもべっとりと血糊が。ヘルメットは割れ、メガネはぐしゃぐしゃになっていた。

鏡で自分の顔を見ると、「妖怪人間」だった。しばらくは自分の顔を自分で見れない日が続いた。上唇、下唇、口腔内2箇所、そして左頬5針の計5箇所縫合し口が閉じられない状態で数日は血のよだれを垂らしながら過ごした。食事も流動食を少しずつスプンか吸い飲みで喉の奥に入れて摂取するよりなかった。

毎日傷の洗浄に通った。砂砂利がかなり口の中の皮膚に食い込んでいて丹念に洗うのだがかなり痛かった。自分が無茶して起こしたことだから耐えるしかないのよね。

幸い皮膚の壊死は起こさなかった。

いや、頚椎損傷や脳障害などなくてよかった。生きててよかった。Drが言うには自分の歯で貫通するくらいの勢いで口の中を噛んでいたらしい。まあそれくらい踏ん張って骨折一つせずに済んだのかも。

仕事は10日休んでマスクで隠し復帰。連休を入れていたので実質5日欠勤した。幸い労災認定されたがこの不祥事で通勤バイク禁止。これもつらかった。しばらく振動だけでも痛く運動はとても無理。小豆島のフルマラソンDNSした。

そして、宮古島トライアスロンは、実は、事故の翌日、主人の目の前でキャンセルした。

こんなに身の回りに迷惑をかけて情けなかったのと、そもそも宮古に出たいと言う気持ちの焦りから無理をしたことも今回の原因かと。

もっとキャリアを積んで、本当の実力を身につけて、自分で自分を間違いないと思えるレベルになって挑戦しようと思った。

それとあんなにバランスだマイペースだといいながら、私は自分で自分の主人になれていなかった。駆り立てるように、やっぱり練習にこだわってた。やっぱり自分のわがままを通していた。自分を見失っていた。

現在は、痺れは残っているものの腫れはほとんど引き元の顔に戻ってきた。ちょうど海老蔵事件と重なったけど、彼が受傷2週間後に見せた顔があまりにも綺麗なのでショックです、とDrに言ったら「あなたのほうが怪我としては重症ですよ。」と言われた。殴られるよりぶつけた腫れのほうが長引くのか。

大きな代償だったけど、この顔の傷をみながら、自分を振り返ろう。

だけど夢はいつももっておこう。

来年はすでにエントリー済みの大会もあるのでぼちぼち練習再開していこうかと思ってます。(1/30 星の郷ふれあい健康マラソン大会10kmで復帰)

これからもブログで思ったことを不定期に綴っていきます。来年も、よろしくです。