愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

本分を持つ

暦の上では立冬訪れ、本格的な冬に向かい、寒くなってきましたね。
スポーツの秋もカウントダウンですよ。
さて、私、スポーツ観戦というものにほとんど興味ないんですよ。
野球のルールすらよくわかんないヤツです。
観るくらいなら、自分がやるほうがいい。
といっても、最近トライアスロン始めたにすぎないんですが。
だけど、フィギュアスケートだけは別で、この前も中国杯みました。
浅田真央は最も好きなアスリートの一人ですね。
彼女、去年は母親を亡くし、試合でも結果を残せず、苦悩の年だったんですよね。
「これからのことは考えられない、スケートを辞めるかもしれない。」と言っていた彼女。
2週間の休養を取ることに。トップアスリートが2週間の休養を取るというのは、市民アスリートが取るというのとまったく意味合いが違う。
だけど、人間は機械じゃないから、体はもとより心の休養というものが必要なのだ。
復帰したとき、自分と違い、他のスケーターがきっちりと調整されているのを目の当たりにして、彼女は感じたという。
「スケートを辞めたら、自分が駄目になってしまう。」
スケートとともに歩んできた人生。スケートなしでは、自分が自分ではなくなってしまう。
チンケな焦燥感なんかではない。積み上げた価値あるものがそこにあるからこそ。
トップアスリートは若くても精神年齢の高い人が多い。
それは、自分に挑戦し続けることを、日々繰り返すことで、濃い時間の経過を体験しているからだ。
生まれてきて、そして、生きている限り。自分から目をそらさず向き合うというのは、実に厳しいことだ。
一般人なら、肉親を亡くすというような強い喪失感を体験したとき、例えば後を追うとか長期間立ち直れないとかある。
ところが、スケートという世界、つまり「本分」があることにより、彼女は立ち上がれた。
体験というものは、感情を豊かにする。
寒く厳しい冬を体験するからこそ、暖かい春の訪れが喜べるように。
ますます表現力を身に着けて、彼女には強くなってほしい。
そして、私自身も強く生きていく上で、自分の本分を持ちたいものだ。