愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

医療よりも介護


この本、私が常々思っていることをすべて語っている。
癌の患者さんが、手術をして、抗癌剤治療を受けて、後遺症や副作用に苦しみながら、結局亡くなる姿を見てきて、何なんだろうと感じてきた。
医療関係者のくせに、なんだけど日本の医療というのは本当に偽善に無駄、そして不正がまかり通っていると思う。
もちろん、仕事をする上では、自分がやるべきことを誠心誠意させてもらっているのだが、同時に矛盾も感じている。
日本人の「医療信仰」というものに、メスを入れるこの書籍、ぜひ読んでいただきたい。
そして、自分や身内が患者になったとき、人任せではなく、自分の身体の主人は自分であることを、忘れないでほしい。
親の介護なんて無理、施設は体裁が悪いからと病院に入院させたがる人が多いが、病院というところは治療を施すところだ。もしかしたら不必要な。高齢者はデータを調べたら当然悪い。しかしそれは自然現象といえる。
2025年には、団塊の世代後期高齢者となり、1人の高齢者を現役世代2人で支えることになる。
施設も、介護の担い手も絶対的不足となり、在宅介護にならざるを得ない社会となる。
TPP施行有無に関わらず、現状の医療保険制度はいずれ破綻する。
仕事を辞めて、我が親を看取るつもりでいなければならない。
皆さん、食事を介助することやおしめを換えることや体の向きを変えることを、特別のことみたいに捉えておられるが、
介護は、誰しもが身に着けるべき素養だと思います。
身内も、自分だって、いつかは人の手助けがいるときが来る。
日本に現実に必要なのは医療よりも介護です。
介護離れが続くような現状の介護の地位の低さでは駄目です。
あなたは年取った自分の親が見れますか?
介護の地位が低いのは社会が認めていないからです。