愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

33rd 全日本トライアスロン皆生大会〜バイク編〜

体感的に疲労を感じていなくても、スイム後の消耗は確実にあるはずだ。
ゆっくりとバイクを漕ぎ出す。
レディー・CEEPOは、皆生直前に手に入れてならし運転をした程度。
アチェンジだけはしっかりしておいた。
本番用にマシンを変えた理由は、2人の男性とバイクコースを試走したことによる。
試走に連れて行ってもらった際、バイクを車に積んでもらう時や試走中に自分達のバイクの重量と比べた時、これで自分達についてきていたのかと感じたという。
脚力のない私が、皆生のコースを走破し、なおかつランに繋げるには、もっと軽量のバイクが望ましいと。
そうして購入したのがCEEPO STINGERだ。
トライアスロン用バイクメーカーであるCEEPOは、バイク後のランに繋げることを想定して商品を開発している。
STINGERはショート、ミドル対応とされているエアロロードだが、皆生のアップダウンや多発のカーブを考慮すると、ロードポジションのほうが小回りも効いて乗りやすい。
前半は脱力を意識し軽いギアでケイデンス90〜100回転で転がし、体力温存に努める。この先140kmという長い旅だ。折り返してからが勝負と思って決して無理はしない。
なぜかとても冷静だった。
バイクを漕ぐ事自体が楽でうれしくて気持ちに余裕があった。
80kmを過ぎて、バイクがカランカランを音を立てだした。
降車して確認する。
サイコンのセンサーが巻き込まれてしまったのか、固定が外れている。
パンクトラブルよりはマシ。調整せずにリスタート。
時計だけを頼りに進む。
中山温泉ASの関門に12:30過ぎには到着。去年より1時間近く速い。
復路へ。
コースやニーズにもよるが、バイクを変えただけで、こんなに速くなったり楽になる事を考えたら、バイクにおいてはその人が速いとか遅いとか比べられるものではないなと思った。
今回、ハンドル周りもなるべく軽く、そして山岳部でいろんなポジションがとれるようにDHバーはつけずに行った。
風が強く(そのぶん涼しく感じたが)向かい風と横風に遭い、DHバーがあったほうがよかったかなという時もあったが、下ハンでしのいで、20km手前からはランに備えてクールダウン走にした。
去年は応援の活気はすでにランコースに移り、完走を諦めた選手から道路脇で「がんばって〜。」と手を振られ、最終選手につく車に迫ってこられという状況だった。
今年は無事、ゴール。にちょあがり。
順調そのもの、しかし、ここからの地獄は想像だにしていなかった。