愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

人生とは思い出の積み上げ、そして本気でタイムリミット感じて生きるとしたら


深夜勤務明けスイム30分。職場の若い子がいいんだいいんだと教えてくれて行った。この作者は同名小説を書き上げて逝かれた。
春夏秋冬、四季の映像美が素晴らしい。繊細な日本人の感性はこうした四季の移り変わりも影響しているとも思える。
特に、満開の桜、その散る姿。
もし、それが最後に観る桜だとしたら、どんなに美しくいとおしいだろうか。目に焼き付けるのではないだろうか。
病気に苦しんでいる人は、健康人より、もしかしたら精神的に強いんではないか(いつも耐えて自分を鍛えてる)と思わせる主人公。 周りに気を遣わせないように、自分を押さえる。そして、生に執着しないように恋する感情を押さえる。印象深かったのは、ビデオに撮った録画を主人公が病床のベッドで消去するシーン。自分は消えるから思い出も消す。つまり終活 。主人公の気持ちに没入した 。だけど、出会った頃の彼に「私もがんばるから、がんばろう」と言い、わかったとうなづく頼りなかった頃の彼の録画は消せなかった。
人生とは思い出の積み上げ。
終わるときに思い浮かぶシーンは自分にとってなんだろうか。