愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

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試練の梅の里ライドwithRonnie

パソコンの調子が悪くアップ遅くなりましたが、昨日Ronnieさんと津山の梅まつりに行ってきました。
都合が合うのが深夜勤前の昨日しかなく、梅まつり最終日でもあり、集合場所岡山空港に7時に集合しましたが、雲行き怪しい。
まっ、行けるとこまで行ってみましょうってことで出発。
片道50kmの道のりを40km位進んだところでぽつぽつと・・。
でもここまできたら現地まで行きたいし、と進む。まートライアスロンは雨普通なんでといいながら。
しかし、まさかの大降りに。
梅の里に着く。客皆無。
とりあえずは、花見。

笑顔ですが実はどしゃぶりの中です。

物好きとしか思えない・・てか花見どころじゃない降り様に足元の悪さ。
「あんたらーなんでこんな雨の中来たの?」
梅の里組合長ご夫妻が半ば呆れて迎えてくださる。
「最終日だったんで。」
楽しみにしていたホルモンコロッケをオーダー。
「今日はもう揚げないよ。」
大鍋で2個なんで揚げないらしい。客足の多かった昨日で終了。ガーン。
まさか客は来ないだろうが問い合わせの電話対応などに備え待機されていたらしい。
「うどんかぜんざいなら出来るよ。」
寒くて寒くて、特別にストーブの部屋に入れていただき(いわゆるスタッフルーム、半ば押しかけ:笑)ぜんざいをいただくことに。

このぜんざいが絶品。
組合長は餅屋さんでもあり、中のおもちはのびがよくもっちもち。吉井川源流の湧き水で出来た米を杵つき型の餅つき機でついたならではのこだわりの味。美味い。
ぜんざいを食べながらご夫妻とおしゃべり。
「あんたらー若いから元気じゃなー。感心する。もう今日はこんな天気だしやる気をなくしてたよ。」
若くないけど。変わってるだけです(笑)。
「いや、梅の里には毎年来させて貰っててこんな天気でも来るファンなんで、そういわずやる気を出してよろしくお願いしますよ組合長。」
「参ったことに後継者がいないんだよね。」
2000本を誇るこの梅の里だが、周囲には苗木を手入れし、周期的に植え替えを行ってくださっている。梅他農産物加工は季節労働でもあり若者の確保は難しく、土地柄もあり高齢過疎化。
「農業で立ち行く国にしてもらわないと・・。」と奥さん。
胸にグサリとささった。
私自身実家が農家だが、継いでいない。農業で生計を立てることが限りなく厳しいことを知っている。
親を助け喜ばせたいが、家のローンを抱え子どもの学費に追われる今は、我が生活で手一杯だ。
小作的経営である日本の農業が、TPP加入是非で翻弄されたあげく、後継者問題も解決されないまま立ち往生している。
韓国の大規模農業化例も、なかなか成功には繋がっていない。
3ヶ月輸入が停止すれば食糧が底をつくといわれている日本。先進国の中で国内自給率が著しく低い日本。山国で段々畑の多い地形で苦労しながら本当においしい米がつくれる日本。生産性、コスト重視では諸外国に太刀打ち出来ないとしても、口に入るものは自産自消の世の中であってほしい。
自分は今医療に携わっているが、高齢者医療、透析医療のあり方、過剰薬剤投与など矛盾を感じることが多い。一度ビジネス化したら、それによる生活者を存在させる。皆が人任せでなく自分の病気を自分で治す意識を持てばここまで日本の医療費は膨れ上がってないと思う。
職場で労働組合役員をするようになり、労使に関する勉強も少ししたのだが、
格差社会において契約社員を守るための有期労働契約を3回更新したら無期労働契約に切り換えられるという労働者の権利をこんどは逆手に取り、企業側は実質3年で首切り、なんてことを考える。
足元をみられながら、有給一日も取れない労働環境の人がいる中、
プレミアムフライデーなんてことをいう国。
ま、働き方改革は必要だ。日本人は働き過ぎだからね。
高齢者が働き続けられる職場の確保をとはいうが、
70を過ぎた体力で働き続けられる職務内容がどれだけあるんですか。
天下りの言うセリフだと思う。
コストダウンで企業は外国に移り、家族と離れ転勤を余儀なくされるサラリーマン。ほんとストレス社会だと思う。
目先しか見てないからだ。目先のことを望む国民。目先を満たすふりの政治家、国家。
そういう自分も目先みて生活するしかない小市民なんだが。
いやだからこそ、毎日を大切に生きなくちゃ。
出来ることをベスト尽くしてやらなくちゃ。
身の回りの人に感謝して、関係を大事にしなくちゃ。
人生丸ごと楽しまなくっちゃ!
さて話は戻り
組合長ご夫妻とおしゃべりしながら窓眺めてたけど、一向に雨脚おさまる様子なし。
水溜りをびしょびしょいわせながら、試練の帰路。
最寄のコンビニでカッパを買う。300円位で買えるかと思ったら1000円。余計な出費。でもこれ以上身体を冷やし風邪でも引いて今夜の仕事に穴を空けるわけにはいかない。っていうか好きなことして責任を果たせないってのが嫌。シャク。

もうパロディー。こんな格好で大雨の中ロードバイク乗るアホです。
でもなんかだいぶ温かい気がする。
グローブも雑巾絞りでジャーっと水分落とし落としはめ直す始末。
「今日のこの日は一生忘れません!」とRonnieさん(笑)。
なんでこんなことをしてるんだろうとそれはそれでこの状況を楽しむ2人。
ところが・・・。

うそっ。吉備中央町でなんと雨が雪に変化。しかもぼたん雪がわさわさと。今日は3月31日よ。
こうなるとさすがに濡れた身体が凍りつく。Ronnieさん脚が攣り、疲労と消耗の様子。
実は私もこのとき指が凍りつき、かろうじてブレーキレバーは引けるがシフトレバーが動かせない状態に。
もう泣きたい位の苦行。
でもこんな時浮かぶのは、戦国時代は春と秋のグットシーズンは農繁期で夏と冬に戦をしていたわけだから、東北の武将なんて戦の遠征中凍傷になってたんだよなぁ、それよりマシ。関係あるのかよっ(笑)。
命からがらスタート地点の岡山空港に到着。ホッ。
Ronnieさんチャリ雨ざらしですぐさま車体に乗り込み車のヒーターオン。
血相変えてガタガタガタガタ身震いしている。
私もあまりの寒さにつっぱる指先でやっと車のキーを探し出しカッパを脱いだりびちょびちょのシューズと靴下を止まらない振戦の中脱ぎながら、
なぜだが笑いがこみ上げてくる・・。
いったいなにやってんだろ〜。
決行は、判断ミスで本当にRonnieさんには迷惑をかけました。
無事の連絡もらって安心しました。
無茶させてごめんなさい。