愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

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TPP参加表明に思う

日本のTPP参加表明が正式にされましたね。
安倍首相は、農業と国民皆保険制度は守る、信じてほしいと言いましたが、交渉でこれらが「聖域」として通る保証なんてありません。
過去の歴史を見ると、明治政府が輸出関税自主権回復のために、日露戦争までしてやっと取り戻したということがありますよね。
いったん参加するということは、そういった覚悟のいることです。
ただ、日本の立場としては、今が参加のリミットであるとは言えるでしょう。後になるほど条件は悪くなりますから。
実家が農家だからよく分かりますけど、日本の農業は機械代で潰されてしまいリターンは少なく、何をやっているのかわかりません。
稲作が関税というものに助けられたのは事実で、先祖代々の土地だから、もとは取れないけどと個人規模で細々と守る、つまり業としてなりたたない経営の仕方なんですね。
農業に限らず、日本というのは第一次産業、生産業をなぜ守らないんだろうか。
最近の労働力確保としての外国人留学生の犯罪のニュースを聞くと胸が痛む。
後継者や効率化への働きかけをしないまま、いきなりTPPか。
日本がいかに目先の政治をしてきたかが表されている。
世界の中の日本と言うが、国として自立、自己供給出来ない国なんて、籠の中の鳥じゃないか。
従事している医療についてだが、本来、医療というのもサービスで、お金を払える人が受けるべきものである。高額医療や透析など。
アメリカでは医者は日本みたいに神様のように言われることはなく、
単なる「職人」である。
日本は国民皆保険、老人医療、生活保護制度で、その用いられ方は間違った方向に行っていることがある。
日本は、自暴自棄な生活から身寄りがなく意志決定権を持つ人がいない生活保護の人に人工呼吸器を装着したりする。
私自身、延命など希望しないし、もしも自分の親が意識不明で回復の可能性が著しく低い場合、「いますぐ装着するかどうかあなたが決めてください。」と問われたら、たぶん辛いだろうけど、「おそらく当人も希望していないのでやめてください。」と答える。
ただ老人医療に関して言えば、最近の簡単にキレて犯罪を起こす若者や働かない若者を見ると、時代に貢献されてきた年配の方が安心して医療を受けられる、これは当然のことだ。
医療は本当に医療を必要とする人に提供されるべきである。
日本の医療技術は優れているので、今後外国人患者の受け入れなど積極的にしていくべきだろう。
日本は変わるしかない。
弱肉強食の世の中になることは違いない。
日本の技術者が定年退職後、高額の報酬で中国に買われて行ったり、日本企業が進出しているが、彼らはいざ帰国しようとしても出来ない状況にさらされている。
日本人は、甘い。
今の日本で悪いところは、国民が「わざとがんばらない」ところだ。
橋下市長が以前、「ニートは刑務所に入れるべき」と過激なことを言ったが、おのおのの事情を思いやった上で、もし、わざとがんばらない人がいるのであれば、誰かがやってくれるだろうと自分が努力しないかわりに誰かに負担がかかることに鈍感な人がいるならば、義務を果たさずに権利だけを主張する人がいるならば、
日本は終わり。
政治家だけを責められない。彼らは向き合ってくれてますからね。