はつかいち縦断みやじま国際パワートライアスロン2011
オフィシャルサイトより
やってきました！屈辱のリベンジ誓いながらも完走あやしい宮島へ（笑）。
ハニーほんまに大丈夫か！？
まずスイム。
世界遺産の大鳥居からのフローティングスタート。
去年はライフセーバーのレスキューボードにしがみつきスタートの号砲まで体力温存できたが、今年はなぜかライフセーバーはスタートロープの外。
自分で浮いとかんといけん。
まあ、軽く立ち泳ぎウォーミングアップで心肺安定させとこう作戦。
号砲鳴る。
3週間前に粉砕骨折した右手薬指をスタートバトルから守るため折り曲げて他の指でブロックして進む。
どうせ遅いスイム。ともかく計画通りコース取りだけは間違えないようにしねえとな。
先行するジェットについていくのが一番ショートコースだが、遅い俺にはとっくにみえねぇよっ。
1から9のヨット沿いを泳いでいくわけだが、なぜか1のヨットだけ沖側に入り込んでて目安にすると余分を泳いでしまうことになる。だから無視して2のヨットから順に制していく。慌てず確実にな。
トライアスロン大会参加はこれで3回目だが、遅い俺はいつもスタートバトルのあとは単独泳だ。
ところが今回なぜか集団についていけた。
集団の流れを利用し、つまりバイクでは違反のドラフティングで楽に泳いだ。
決して無理してねぇ。
ぶーくん撮影
スイムラップ1:04:23（201位）2.5km
俺にとってはミラクルのタイム。
前回のように頭もふらふらしてねぇ。
バイクトランジションに行くとなんとかなりのバイクがラックに残ってるじゃねえか。
いつも数台なのによ。
やっぱし指先が上手くつかえねえのは不便だが、落ち着いてウエットを脱ぐ。
ゼリー飲料を補給して、本番ではつけるのやめようかと思ってたけど心拍計もつける。
おっつあんに3日前整備してもらった恋人Mr.ホンジョーにまたがる。
前回の試走で最初から心拍を160に持っていき、最後のメインイベント所山でへたったことから、おっつあんに前半抑えて行くよう言われていた。
うめぇこと雨はもち、曇りのなかのグットコンディションだ。心拍150でじりじり行く。
車体を軽くするためボトルは1本。速い人と違いエイドに寄る時間を惜しむこともない。
所山でハンガーノックは論外のため、だからといって直前ではしんどいので、今回は少し手前の平地区間のエイドでバナナ1本とコーラを補給。
所山に入る手前でおっつあんが、
「練習どおりのタイムじゃねえか。その調子だジョー。」とライド応援。
へたらずイーブンで行ったぜ。
何人か遠慮せず越して行ったぜ。
今回おっつあんが「パンクしたら終わりじゃ。スペアタイヤは積まず軽くしていけ。」と言うアドバイスで補修剤のみ積んできた。ところが登りで大きい石を踏んじまいやばいと思ったが大丈夫だった。
去年はマーシャルが「あと5人で最終。」なんて言いながら来たのでいちいち関門でビクビクしてたんだが、今年は俺の後ろに何人もいることがわかってた。
頂上まで来てバイクゴールまでは4kmの下り。路面はウエット。骨折部のテーピングも取れちまった。
ここまでくりゃ、落車だけはしないよう安全に行けばいい。
バイクラップ3:05:10（233位）55km
夢にまでみたランシューズが履けた。
こっちのもんじゃ！
このチャンスを無駄にせんでぇ。
遅えけど、粘りが俺の売りよ。
あしたのジョーのテーマが頭ん中に流れる。
悔いのないよう渾身の力をふりしぼって、
打つべし、打つべし、打つべし！
おっつあんとぶ〜くんが車から応援。
おっつあん「ジョー、タオル投げてほしいかっ！」
俺「あほ〜！！！」
たのむや、おっつあん、真っ白になるまでやらせてくれや。
栄光のゴールまであと少し。
よっしゃ〜！ウッドマンゴールテープを切ったぜ！
ランラップ2:25:49(225位）20km
なっ、俺はやるときゃやる男だろう。
総合記録6:35:22（226位/完走者264人）
みんなで集合写真
俺「おっつあ〜〜んんっ、やったぜ！」
おっつあん「ジョー、ようやった、ようやった。さすがわしが見込んだ男だ。」
実は、試合前日の夜ホテルでくつろいでいたらおっつあんから電話がかかってきて
「なあ、応援しのぶ〜とわしだけになりそうじゃから、やっぱし明日行かんでもええ？」
と言うので、
「おっつあん、ジョーのゴールシーンにおらんのか。感動の段平、ジョーの物語せんのか。そんな中途半端でええんか。」
と言うと
「わかったわ、行くわ。ちゃんとゴールせえよ！」
「あたりめぇじゃねえか！」
の、やりとりがあった。
それに2回目の試走の時「あしたのために3」伝授と言いながら、自分も佐渡への焦りからかまた俺をおいてけぼりにしようとしたぜ。
泥舟とかぬかすし。
でも、なんだかんだ言っても世話になったな、おっつあん。
あんがとよっ。感謝してるぜ。
だけど試合後に俺が風呂に入ってフィニッシャーＴシャツに着替えてフィニッシャータオルを腰に巻きつけて
「おっつあんのくれたチャンピオンベルトだぜ！」
の芸をしようとしたのにおっつあん先に帰ってたね。
