宮島番外編〜珍道中の旅〜

本命レースを終え、ほっと一息のハニーです。
さて、今回の旅も楽しかったです。
クローズアップするのは、今回宮島で初トラ完走をやり遂げたロク（6)さんです。
この人、おもろすぎます。
まず個人情報の問題もあるんであらかじめロクさんに「なあ、私のブログに取り上げてもええ？」と了承をとりました。
「ええけど、無口で頑張り屋な少年で頼むぜ！」
自分のキャラわかってねぇなあ。その正反対じゃ！
ロクさんはなんとお互いの家が目と鼻の先の上に、息子が同級生です。
35歳で3人の子持ちというスケベーです。
風貌はジャマイカから来たんかというような、真っ黒さです。
とても日本人にはみえません。
レースのナンバリングも黒マジックでなく白のペイントマーカーでしてもらったら？という黒さです。
他のメンバーから間違えてクロさんと呼ばれ、自分でも「ハイ。」と答えていました。
職業は瓦屋さん。
考えてみてください。照りつける屋根の上でさらに瓦の照り返しを受けて一日中仕事してます。黒いはずです。こんなハードな仕事やってのける彼は、
宮島試走のとき
「所山ってすげえとこって聞いてたけど、てえしたことねえなぁ。」
と言っていました。
さらに宮島をけっこうなタイムで完走しといて
「本気だしゃよかった。」とか
「曇りや雨じゃなくて炎天下だったらみんなのもがく姿をほくそ笑みながら、俺の天下だった。」
てな生意気な口をきく新人です。
ああ、末恐ろしい炎天下大将。

さらにノリもジャマイカです。
スイムスタート地点に向かう定期船に乗る前のことです。
「なあ、ゴーグルの曇り止め持っとらん？」と聞くと
「あるぜ、だけどこれは俺のエキスが入ってるから、使うと妊娠するぜ！」
・・・意味不明。
「妊娠してもええから、はよ貸してやっ！」
支給スイムキャップがメッシュではなくシリコン製なのをみて
「やっべ。俺ゴム被せたことねえよ。」
・・・アンタの頭部は○○○かっ！
青少年のみなさんは読み飛ばしてください。（まっ、子どもをこしらえた後のおっつあんおばはんはこんなモンです）。
NoLimitsのメンバーから
「ウェーブに日焼けしてすごい体したのがいるだろ、何者？」
と、聞かれたけど
こんな者。

こんな感じでキャッキャ言いながらおもしろおかしくレースに臨んだのでありました。
なんで瓦屋なん？とたずねると
「バカは高いところが好きなんでぇ〜。」
この人大卒。肉体労働のほうが合っているとわざわざ転職したらしい。
中高大とハンドボール選手。
「ハニーも瓦屋が合ってるで。下手間にこんか。」
・・・なんで私が瓦屋に？しかもなんでロクさんの下手間せんとならんの！

とにかくうちら野獣系の同類はおとなしくしとかんとウェーブから破門されるで。