愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

2014皆生 Vol.2〜バイク編〜

トランジションバックエリアへ。
バイクバックのほうに目印をつけておいたから迷わず必要物品を取り出す。まずヘルメットを被り、サングラス装着。アームウォーマ、ゼッケンベルトをつける。足をタオルで拭き薄手のソックスを履く。裸足でバイクシューズも試みたが指が痛くなるし長距離だと蒸れるし。もっと自分の足にフィットするバイクシューズを探したほうがいい気もするが今は予算的に無理。
スムーズにスイムアップしたからといっても、多少の疲労とフラフラ感はある。
体をかがめてソックスを履いていると、年配女性マーシャルの注意喚起の声。「通路に座って着替えをしない〜。」
これがまた、やたら棒読みで念仏の感じなのだ。
立ったまま履くのムリ。通路塞いでるわけじゃないし周囲の選手に配慮してるしいいじゃん。再び体をかがめてソックス履こうとすると、
「通路に座って着替えをしない〜。」へいへーい。
今まではトライアスロンでのウェアはいつもバイクジャージにロングパンツ、アームウォーマとUV対策バッチリのいでたちだったが、今回パフォーマンス向上を狙い、女を捨てて露出度の高いトライウェアで臨んだ。日焼け止めをトランジションバックの中に準備していたのだが、あらかじめウェットスーツの下に丹念にウォータープルーフの日焼け止めを塗りこんでいたので塗りなおしは後ろの肩部分だけに省略した。これがあとで後悔につながる。
よしっ装備完了!
イクラックのレディーCEEPOをお迎えに行く。
頼むわよ!レディーCEEPO!
バイクスタート地点に移動。
あっ、トランジションバックの中の補給食食べるの忘れた。マヌケ〜。
まあいいか。今回フレームに補給食多めに貼ってきたからね。ハンガーノックになることはまずないだろう。スタート直後に走りながら補給。
あ〜そういえば、前日の開会式でのことなんだけど、FLEXリーダーのくーにーが言ってたっけ。
会場前でバイクメンテナンスサービスをしていたらしい。
「CEEPOのメカニックが来ていて、めちゃ時間かけて丁寧に無料メンテナンスしてもらったもんね。実費にすると3万くらいかかるらしい。ラッキー、これで明日のレースはバッチリ。」
くーにーは私と同じスティンガー乗り。
ちくしょう、上手いことやりやがったな、くーにー。私のレディーCEEPOはホテルの駐車場のマイカーの中じゃ〜。
さて、今回スタート20km付近のエイド以外の路上でスイカの手渡しサービスが。冷えてて美味い〜。
バイクでノンストップでの補給サービスはありがたい。
後方よりくーにーが来る。あれっ?
「パンクしちゃったんだ〜。」
イクメンテナンスなんか受けるからじゃ(笑)。
今年は実は練習時間としては去年よりダントツに少ない。特にバイク。100km以上乗ったのはバイクカーニバルや皆生コースの試走合宿程度。2、30kmの短距離がメインで長距離はこの本番で久しぶり。
その割りに乗れてる感はあった。
なんか調子よか〜。と、興に乗っていると、
前方に選手集団が停止させられている。事故でもあったのか?
今回、折り返しの選手との交差場所で安全確保のためコース上停止させられるところがあった。とうとう皆生はランコースだけでなくバイクコースまで「待て。」の刑に処せられるのか?あー乳酸溜まる〜。
どんぐり村近くの試走禁止区間を本番で走ったら、ここのヘアピンカープ後の激坂でチェーン落ちして坂を押して上がってる選手がたくさんいた。私は難なくクリア。
大山道の山の中で「ハニーさん!」の声。
乳飲み児を抱いたきんたくんではないか。
きんたくんは、数々のトライアスロン大会をすばらしい成績で完走してきたトライアスリート。自転車で日本一周した体験記を本にして出版したバイタリティー溢れる女性だ。

チャリダーふれあい日本一周ひとり旅 くぼたまきこ著 イカロス出版

いまは結婚して一生懸命子育てをしている。
「かーちゃん」こそ本物のアスリートだ。
一人の人間を守り、育て上げるには、時には周囲と戦い、自分が強くなくてはならない。きんたくん、ほなつちゃん本当にありがとう。パワーもらったよ。
妻木晩田遺跡近くの80km地点の坂を上りきったところで、東雲爆走隊より今年も氷の首飾りのプレゼントを受けとる。
しばらくエイドもない、このキツイポイントで後頸部を冷却し、まさに「生き返った」。
さすがロングをメンバーで毎年完走しているチームだけあってツボを心得てる。本当にありがたかった。
灼熱皆生レースでは比較的気温の低い今年ではあるが、正午近くの山の中では紫外線は強度だ。じりじりと肌を焼き、ヒリヒリしてきた。
コース上のボランティアからの水かけサービスでは
「バイクシューズにかからないように背中にかけてくださーい。」
と叫んだが(シューズが濡れるとまことに気持ち悪いしラン前に足がふやけてトラブルの元になるため)、そんなのは無駄な抵抗でどうせ全身びしょびしょになるに決まってる。
とにかく、熱中症と皮膚表面の発汗をそのままにしておくことによる脱水を予防することに努める。
折り返しの中山温泉エイドで預けていたスペシャルドリンクを受け取る。
スタート前の受付でスペシャルドリンク委託数が多量だったので、受け取りに時間を要するんじゃないかと心配していたが、
そんなことなかった、なんせ後ろのほうなんだから残り少ないわけで(笑)。スムーズにボランティアからマイ補給食を受け取り第一関門を通過しゴールに向かう。第二関門にしても去年より30分程度早く到着しバイクコースでは安定した走りが出来ている。
バイクフィニッシュ。にちょあがり。