終わり潔し、それが一番かっこいい

もう送り盆ですね。ずっと仕事でした。まあ盆正月ない職業なんで。
今日夜勤明けの休みで、なんとか時間をつくり、墓参りにだけは行ってきました。
テレビのニュースでしてたけど、今「献体」希望者がものすごく増えてるそうですね。
理由は、医学の発展に貢献したいというよりは、葬式費用の負担を遺族にかけたくないという理由が多いそうです。献体すると大学が費用を負担してくれるからです。
インタビュー受けてた献体者の女性は中流家庭の主婦という感じでしたけど、普通の人が身内に見送られ普通にお葬式をあげる、そういったことも難しい世の中になったんですかね。
平均葬式費用は200万円とのこと。低い年金、生活保護世帯の増大などの背景要因があるようですね。
そもそも葬式を派手にするのは見栄によるところが大きいので、地味にすればいいと思いますけどね。故人を敬うことこそ大切なことですから。
そんな中、あるお寺のお坊さんが立ち上がり、葬式費用を最低限に抑えたお葬式をしてくださっているようです。
献花は造花、お供え物は缶詰、お寺の一室で厳かに弔いを行うようです。費用は10万円以内で済むそうです。
最近では身寄りのない方も増える一方で、そのような方も受け入れお葬式をあげておられるみたい。
あの世に安らかに旅立つことが出来るようにと。
立派なお坊さんですね。
日本は女性だけでなく、とうとう男性も平均寿命世界一にこの前なりましたね。
健康寿命が世界一なら誇れるんですが。
何事も自分の意思で決定できて、自分の足で行動できて、最期の最後まで楽しめる、そんな人生ならいいんですけど。
死様が自分では決められないとしても、終わり潔し、それが一番かっこいいじゃないですか。

ご先祖様の墓の前で手を合わせました。
「子孫として、これからも頑張ります。」