愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

映画あしたのジョーを観てきました

私のブログを読んで下さっている方はご周知のとおり、ハニーは相当な「あしたのジョー」オタクです。あしたのジョーは私にとってまさに人生のバイブルです。
今時のアニメはあんまりいいのがないので、子どもにも教育ビデオとしてみせています。けっこうはまってみてます。
あのジョーのひたむきな生き方を学んでほしいんです。一発や二発パンチを食らったからって、戦意を失うようじゃいけないってことは、ボクサーに限らず、人生に通じることです。時代が変わろうが共通していることです。
まあ、私の中にはかなりのイメージというものがあるんで、期待はせずに、家族全員で観に行きました。
肉体美でも観に行こうかと割り切って。
感想としては、
山下智久のジョー:顔はかわいかったが、もうすこし威勢のよさがほしかった。ストイックながらユーモアと毒舌に長けているのが私のジョー。
伊勢谷友介力石徹:なかなかいい役作りをしていた。合格。体脂肪3〜4%に絞った体はすごかった。マスクもいいし、いい眼光をしていた。ジョーとの対戦前の減量苦で水を求めるシーンはもっと獣っぽくやってほしかった。葉子になんでジョーとの闘いにこだわるのと聞かれて「俺と引き分けたやつがこの世にいることが許せないんですよ。はじめてなんですよ、死んでも打ち合いたいと思った相手に出会ったのは。」と答えるのチョーかっこええ。男の中の男の象徴です。力石徹は。演技とは関係ないが若いのに病院に運ばれず心肺停止したまま蘇生もされず控え室に寝かされたままというのはやはり不自然なことです。ボクサーは闘えなくなったら死と解釈すればそれはそれでいいんですが。
香里奈白木葉子:難しい役どころではないのできれいどころでまあよしとしよう。
香川照之丹下段平:特殊メイクでものまねチックだが、もともと演技派の彼だし忠実に再現してた感じ。もっとねちっこく人情的にやってほしかった気もする。
杉本哲太のゴロまき権藤:ちょい役だけどなかなかいい味だしてました。
総評:力石徹矢吹丈を食っていた。どんな作品も私の中のイメージに優るものはない。
ジョーが力石と対戦中、段平おやじに言う。「俺は親に捨てられていままで生きてきたけど、こんな気持ちになったのは初めてなんだよ。力石に出会って、すべての時間がまるでリングにあがってるみたいに情熱をもって充実してる。」
そう、私がトライアスロンに求めているのもまさにそれ。

映画ではちょっとのシーンでしたが、なんといっても、段平おやじがジョーの親代わりになって、ジョーを強いボクサーにするためにドヤ街を自転車で付き添いロードワークする姿がいいんだよね。二人三脚でやってる姿が。あのおっつあんは酒飲みだが今で言うコーチングスキルに優れていたよなあ。
「その調子だ、ハニー、やりゃあ出来るんじゃねえか。」
「さすが、わしが見込んだ女だ。」
「いいか、ハニー。流した汗の分だけ、おめぇは確実に強くなってるんだからな。」
「立て〜!立つんだ、ハニーー!!」
おっつあんが一緒に走ってくれてると思って、18kmランしときました。