愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

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辛気臭いニュースに思う

今日のニュースで、埼玉県のアパートで男女3人(60代夫婦・30代息子)の餓死について伝えられた。
整理された部屋には、殻のペットボトルと水のみで食べ物はなく、一円玉が数枚。死後約2ヶ月経過。
こんなニュース、最近珍しくないですよね。
前投稿で、生活保護について思うことを話したんだけど、追加で。
受けるべき人が自治体に相談後も生活保護を受けられなかったり、(要介護の母親を息子が仕事をやめて介護し、生活苦のために母親を殺害した例や心中した例など)、遠慮して生活保護を途中から断ったりする事例を聞くと、ほんと辛く空しい気持ちになる。


昔よく観たフランダースの犬というアニメで、主人公のネロが、たった一人の身内であるおじいさんを亡くして、放火の疑いをかけられて、牛乳配達の仕事も奪われて、おじいさんとパトラッシュを描いた絵もコンクールで入賞ならず、家賃が払えないため、寒い雪の中、アパートを出て行き、教会で死ぬというシーンを思い出した。
あの展開は、何度観ても、泣ける。
正直に、努力しても、報われない現世。
最期、ルーベンスの絵を観ることが出来て、パトラッシュと寄り添い、天国へ。
天涯孤独な少年に、犯罪の疑いをかけて、僅かな収入をつなぐ仕事を奪って、住んでるところから出て行けと言い、そうしたらどうなるかなんて、分かることだろう。
食べ物も何日も食べていないのに、コゼツの旦那の大金を雪の中から拾って届けるなんてことが出来るだろうか。その大金を持ってトンズラして、一旗上げて、村に復讐するという展開だってあったんだぜ。ネロが吹雪の中行方不明になってから、
「ああ、ネロ、わしが間違っていた。許してくれ。」なんて後で言っても遅い。
「この子はルーベンスの生まれ変わりです。未完成の才能を秘めています。」とネロを弟子にしようと引き取りに来た画家、もうちょっとはやく来てくれんかな。
憎まれっ子世にはばかると言うが、正直者がバカを見て、ずうずうしい者がのさばるというのが世の常か。


あと、振込み詐欺がまた急増してるらしいですね。孫に扮して「おばあちゃん、会社に不利益を出してこのままだと自殺しないといけない。」なんて電話がかかってきたらポーンと2千万とか出してしまうんですね、高齢者の人は。
詐欺に引っかかったフリをしてもらい、誘拐犯逮捕のやり方で現行犯逮捕をしても、末端の使い捨ての若者からは、元締め摘発にはつながらないみたい。


私の尊敬する故マザーテレサが日本に来た時、
「この国は物質的には豊かだけれど、心は貧しい国ですね。人間にとって最も不幸せなことそれは孤独です。」
みたいな事を言ったそうだ。偉大な人というのは、短い時間で本質を見抜くものだ。


いちいち、辛気臭い事を長々言うなよ、と思うかもしれんけど、自分のブログだから、何でも話すと、もちろん、厳しさは念頭に置いた上で、
将来的には、自給自足の田舎暮らしがいいな。
自然の中で死にたい。息絶えたい。
アパートの中で孤独死なんてやだな。