愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

第20回 津山加茂郷フルマラソン全国大会

自走 DE come on go!(加茂郷)
に、行ってきました。無事生きて帰る事が出来ました。

正直、吉備路でサブフォー達成できなかったため、今回それを果たす、ということも考えましたが、あくまで私はマラソンランナーではなく、トライアスリート。そして大目標は皆生完走ということを念頭に置けば、やるべきことは明確です。だから実行に移しました。
・・・ってかっこいいもんじゃなくて、最近仕事で帰宅が遅くなることが続き、練習が出来てないので、ランレベルは吉備路のときから相当落ちているし、ほんとは事前に加茂郷自走DEマラソンシュミレーションをして納得しておいて、レース本番では4時間切りを狙うってことがしたかったんだけどそんな時間もなく、コース的にもハードですし、イベントトレーニングとして臨みました。
バイク80km以上乗って、42km走り、またバイクで帰る・・・考えれば考えるほど恐かったです。だから考えないようにして、
いけ〜!やってまえぇぇ〜〜!
の、ノリで行きました。
4時半に出発。R429〜R53経由で87km約4時間で到着。

スタート前メンバーと集合写真

10時スタート。
意外に脚が軽くK5.2で進む。
この時期のマラソンは暑くてきつい。皆生までとは行かないが、トライアスロンの練習にはもってこい。
それと加茂郷は名物のお好み焼きをはじめとするエイドが充実している。補給練習にもなる。食べながら運動する消化管トレを必要とするトライアスロン練習にぴったりなのだ。
ところが・・・。
なんと14km地点で、早くもフルの終盤のような脚の感覚になる。
ああそうか、バイクのあとのフルの苦しみはこうやって前倒しでやってくるのか。
K6・・・K7・・・K8・・・どんどん落ちていく。
24km地点では、もうどーにでもして頂戴の落武者状態に。
普通なら、多少なりとも他のランナーの存在が気になり、闘争心なんかもわいてくるんだけど、もう、それどころじゃなく、自分自身の存在で精一杯に。
自分を自分でなんとかしなければ。
ああ、これが自分をギリギリに立たせるトライアスロンというスポーツの真の感覚か。
36km地点。ロボコン状態。脚を引きずり歩いてるようなスピード。両足が絡まりこけそうに。
脚が痛い。泣きそう。
腰の曲がったおばあちゃん達のイスに座って旗を振りながらの声援に答え、こみ上げてくるものを押さえる。
自分の息子くらいの小学生とハイタッチをしながら涙をこらえる。
「Kさん(ハニーの俗称)、待ってたんよ!」
昨日60kmウルトラマラソンを走り終えた職場の事務課長が津山まで電車できてくれ、エール。
背中を押してもらい、ひとふんばりの勇気をもらう。
あと4km地点。
同じく自走できてフルを走り終えたNoLimitsスコット君がわざわざバイクで伴走してくれる。
やっぱり、ヒーローですね。
「皆生に何が必要かがこれでよーく分かったでしょ。」
「皆生はこんなもんじゃないですよ。これを35℃でやるんですよ。」
「もうそろそろスパートかけれんですか。まさかバイクで帰らなくちゃいけないからなんて考えておさえてるんじゃないでしょうね?」
とニヒルでスパルタな叱咤激励をくれます。
考えるも何もこっちは脚が言うことをきかんのじゃ〜。
でも突然、
「ハニーさんのはぁはぁという息づかいを聞いているとへんなことを想像します。」
ヒーローは吹き飛びました。
会場手前で東雲爆走隊のトミーさん。
「やりましたね。ハニーさん!皆生いけますよ!」
皆生鉄人からのエールでテンションアップ。
本日ワーストの私をウェーブメンバーがゴール手前で声援。
ぶーくんとハイタッチ。
「こりゃ痛い目にあったわー。」
火事場のクソ力で2人抜いてゴール。

結果
記録:5時間14分47秒(中間記録:2時間22分46秒 中間順位77位 総合989位)
フルマラソン女子40歳以上の部 第88位/145人中  総合1012位/1545人中

ゴール後はハグ仲間のNoLimits GENさんと恒例の熱い抱擁。
今日はスタート前、折り返しのすれ違い、ゴール後と3回行いました。
しかもゴール後はGENさんより、ほっぺにチュウのオプション付きでした。ちょっと照れたけどしんどい後のごほうびでした。


行きはよいよい、帰りはこわい。
さあ、終わった脚で、バイクにまたがりますか。ひっくりかえりそう。
するとNoLimits自走メンバーからお誘いがありました。
「私、遅いから一人で帰る。足引っ張りたくない。」 
と断るが、
「いえいえ、アッシら、ハニー姐さんを一人で帰らす訳にはいきませんから。おねげーしますよ、心配ですから。」
とまで言ってくれるので、
「あんたらがそこまで言うんなら、甘えよーかね。」
と一緒に帰らせてもらう。
先頭はスコット君で、真ん中ハニー、最後尾はfuruさんの快適列車です。
furuさん
「一番にはねられるとして、アッシですから。」
しかも、2316さんの車のサポート付きです。荷物も載せていただく。
御津へ抜けるショートカット80kmコース。
途中登坂で千切れた私を
「いまから調子が出てきた。」
と瞳をランランと輝かせるヘンタイスコット君がリピートしてくれます。
さらに2316さんはゆっくり車を運転しながら狭い山中の下りを恐れる私のうしろからずーとライトアップしてくれました。
「私のために夜道になってごめん。」と、この迷惑な情熱を反省しましたが、furuさんが何遍も「ぜんぜんかまわないよ。」と言ってくれてうれしかったです。
おかげでやり遂げることが出来ました。
NoLimisの皆さん、今日はほんとにお世話になりました。