愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

感動をありがとう、愛するトライアスロンへ

トランジットエリアにバイクとトランジションバックを引き取りに行く。
ゴール手前で一緒に走った大阪の女性と対面。
リミットに間に合った様子。よかった。
「あの人(もっさんのこと)ほんとにいい人でしょ〜。」
「ええ、見ず知らずの人に助けていただいて。本当にありがとうございました。」
皆生鉄人はみんな戦友。健闘を称えあう。
888さんも後で公式記録で確認すると、数分後にちゃんとゴールされていた。よかった。
落選により2年越しの出場だったマルコス会長と話す。
あの後、残念ながらタイムアウトとなった地点のエイドで、同じく足止めとなった選手の方達とお互いに、タオルでゴールテープをつくり、そこを自分達のゴール地点として、健闘を称えあったという。
そんな美話を聞かせてもらい、目頭が熱くなった。
エリートの選手であろうと、何度も出場経験のあるベテランの選手であろうと、たぶん経験した苦しみは同じ。
選手の数だけ、ドラマがあったはずだ。
ホテルに帰って汗を流し、ベットに横になる。
なんだかピンと来ない。
本当に自分は、皆生鉄人になれたんだろうか。
スイム3km・バイク145km・ラン42.195km、そんな大それたことが本当に出来たんだろうか。
スイムも、バイクも、ランもすべて素人で、40歳手前から始めたこの私が、本当に鉄人になれたのだろうか。
子どもの時、運動が大の苦手で、運動会の朝にはお腹が痛くなっていた私が。
遊具の上まで登ったはいいが、怖くて降りられなくなり、夕方まで泣いていた私が。
鉄棒の逆上がりが出来ないために、体育のテストの時間に代用として鉄棒にぶら下がることを先生から言い渡されたが、10秒も持たなかった私が。
こんな私がなんで、鉄人レースを完走出来たんだろうか。
わかる人がいると思うけど、どんくさい人間ほど、かっこいいことに憧れるのよね〜。
中年になってから、トライアスロンに目覚め、かっこよくなれた私は、大器晩成型人間です。
トライアスロンは、人工的なサバイバル体験だと思います。
人生上のサバイバルレースも、挑戦の心で乗り切っていきたい。
そして、一度自分がやると決めたことは、必ずやり遂げる人間でありたい。
自分自身が、一生懸命生きている人なら、他人を羨んだり、妬んだりしない。そして人の気持ちがくめる人だと思います。
だから、そうありたいと思います。