がいせん桜ライド2018

やっぱし桜マニアのハニーとしては今年の時短開花は残念な所感。
ってことで、無理してでも県下桜名所開花時期最終といわれる新庄村のがいせん桜ライド決行！新庄村ホームページのライブカメラを確認するとちょうど満開。今日のこの日は今日しかないのだ！
アイドルの追っかけはしないけど桜の追っかけはするハニー（笑）。
新庄村まで行くのは実に5年ぶり。
http://d.hatena.ne.jp/kewpiehoney123/20130417/1366213914 :がいせん桜ライド2013
現実遠すぎてなかなか都合つけるのは難しい。チャリで行くにはな・・。
総社〜足守〜吉備中央町〜美咲町〜落合〜勝山〜美甘〜新庄村入り。片道90km超。
勝山までは葉桜。美甘に入ると気温18℃で見頃。北上するとこんなにも違うのね、コンディション。

美甘宿場桜。この名所に来たのは初めて。がいせん桜とセットで行く人多いんだろうな。こちらはこじんまりとしているがのんびりゆっくり観れていい。

R181首切り峠前の桜。以前来た時、車一台も通らずひっそりとしたトンネルをくぐるとき、このネーミングがどうにも気にかかったものだった。調べてみると山中一揆といわれる百姓一揆で農民が処刑され、晒し首になった場所らしい。実際にはトンネル右手前の小道が首切り峠に当たる。現在岩が崩れて道路閉鎖となっている。
私は小さいころ祖父母と寝ていて、テレビは時代劇しか見せてもらえなかった。そのため歴史好きになったのだが・・。8代将軍吉宗の享保の改革の時期から、百姓一揆は多発している。この時期美作地方は毎年の自然災害、飢饉で自分らは木の実・草の根で飢えをしのんでいるのに、年貢の取り立てはどんどん重くなる。
たまらないね。命を賭けて立ち上がるのは当然。
支配者に苦しめられた上、見せしめに命まで奪われる。人権もへったくれもない。
この一揆関連で夫の首を盗んで取り返し供養、覚悟し墓前で自害した妻もいたようだ。
いくら現代がストレス社会とはいえ、命まで奪われるようなことはない。
人権問題と闘って犠牲になった先人がいるからこそ、いまの平和な社会がある。
命を賭けて戦う勇気もないくせに、甘えたことばかり言ってる場合じゃないってほんと思うわ。いたずらに権利主張する前に。



がいせん桜に到着。ここも正午時点で18℃。見頃だ。
それにしても人が多い。出店も多くいかにも観光地って感じ。以前来たときは満開時ですら花見独り占めという感じだった。おそらく桜見物を逃した人が一気に新庄村に押し寄せたのか。今年は特に。みんな考えることは同じ（笑）。
そういえばあの首切りトンネルにもじゃんじゃん車通ってたな今日は。

道の駅も近代的に変わってる。ネーミングも。前はメルヘンの里だったよな確か。
凄い混んでて買い物嫌だけどここら界隈コンビニもなーんもないしさすがに補給。

なんか自分みたいなネーミングの大福があったんで買ってみる。桜のしおりも記念に買う。

地元産ひめのもち使用のもっちりふわふわ食感。
帰りは美甘宿場桜に再度寄り鑑賞。だってここからの帰路は葉桜だもん。もったいないからしっかり目に焼きつけとく。

首切り峠でチャリから降りて再度、感慨深く敬意をはらっていたら、見たことのあるローディー夫妻が。
皆生連続出場レディーT村女史。70歳迎えられたとは思えない若さのまさにレジェンド。首切り桜のとこに車を止めてがいせん桜までご主人と行かれたとのこと。奇遇ですね〜。
「がいせん桜までチャリで行かれるのはどこのヘンタイかと思ったらT村さんでしたか。」と言ったら
「あなたにだけは言われたくないわ。」
と返されちゃいましたぁ〜。