愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

厳しい宣告

今日やっと予約のとれた専門医院を息子の確定診断のため、受診する。
医師「残酷なことを言うようですが、息子さんは学習障害のレベルではありません。知的障害です。」児童相談所と医師の見解は違う。いや医学的見地から物申すことが出来ないのでオブラートに包んで言われていただけなのか。
「知能的には、4才数ヶ月程度です。」6才8ヶ月の息子。これには、主人も私も閉口する。確かに、ちょっと幼稚なところはあるかもしれないけど、いつも笑顔で、周りの人からかわいいかわいいと言われている息子。のんびりやなだけで、子どもらしいと思っていた。
そもそも共働きで、留守にしていることが多いため、近所つきあいも少なく、ママ友とかもいないので、同い年のよその子と比べたりはしない。ねえちゃんと比べれば手はかかるけど、男の子だしゆっくり育つもんだと思っていた。
「先生、今まで核家族で共働きで手をかけてやらなかったことが原因じゃないでしょうか?もっと熱心に幼児教育をしていたら、こんなことにならなかったんじゃないでしょうか?」
「関係ありません。親のせいでも本人のせいでもない。」
特別支援学級で早期からそして今後もフォローしたほうがいい。本人が授業についていけなくなって、学校生活がつらくなって、そして不登校になる。これは時間の問題です。」
これにも、愕然となる。そうだよな。2才も遅れたレベルで息子は授業に出ること自体しんどいよな、よくがんばってるよな。泣きそうになる。
「息子さんの検査で平均以上に高い項目がある。それは、対処能力。例えば、お店で財布が落ちていました。どうしますか?−お店の人に届けます。店のなかで人が倒れていたら?−救急車を呼びます。火事が起きていたら?−助けを呼びます。消防車を呼びます。即座に冷静に答えを言う。これは、普段からご両親が言い聞かせ教えているため本人のなかにインプットされているためです。いい教育が出来ていますね。思いやりがある子です。火事が起きたとき煙が入らないよう自分の家の窓を閉めますと言う子もいる。でもそういう子ほど知能は高い。
いいところを伸ばしてあげてください。世間体を気にしている場合ではない。あと、言葉で自分の考えを伝えることは苦手でも物事の前後のつながりを理解する力があり、お父さんやお母さんが自分のことをどう思っているか敏感に感じ取ってしまうので、本人の前での言動には注意してください。」
わが子が障害児。見た目にはわからない。現実を受け止めなければいけない。世間体なんて、そんなことはどうでもいい。
はずかしいことなんてない。だって、私がお腹を痛めて生んだ子。お腹の中で育んだ子。妊娠中にいらいらしたから?自分を責めてみることはあっても、息子は私の誇りです。宝物です。どんなことがあろうとも。
息子よ、人生は長い。そして、成功も失敗もすべてを飲み込むほど、深い。
がんばれ、とにかくがんばれ。かあさんもがんばるから。