愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

幸せの尺度、喜びを感じる閾値は、低いほどいい

スポーツクラブの更衣室で髪を乾かしながら、おばちゃん達の会話に耳を傾けました。
「もうね〜、パートの仕事しんどくて、店長にこんなこと言われて腹が立っちゃってぇ、どうせ自給○百円だし〜、やめちゃったわぁ。」
「そうよそうよ。そこまでして別に働かなくてもいいわよ〜。」
・・・・・。
はっきり言って、その百倍も(大袈裟か)屈辱を受けてますよ、こっちは。おまんま食うためにはね!
まあ、おばちゃん達もそれなりに大変なんでしょうけど。


この前タクシーに乗る機会があったんだけど、とても話題の豊富な運転手さんで、元々運送会社の社長さんとの事だった。会社を息子さんに任せて引退したんだけど、やっぱり何か仕事をしてないといろんな意味で衰えてしまうと、夜間のタクシーに乗ることにしたとのこと。
会社経営の立場の時は、従業員の生活への責任やらなんやかんやで大変だったけど、今は気楽で楽しいよと言われていた。
この不景気でタクシーの運転手さんも大変だから、タクシーに乗ったとき愚痴を聞かされることも今までよくあったので、
「でもやっぱり、社長さんの経験もあるから、いまの運転手さんの仕事を違う立場から見れて、励まれてるんですよね〜、ずっとタクシーの運転手さんの立場だったら、もしかして不平不満で一杯だったかもしれないし〜。」と話した。


人間って、ほんと贅沢ですよね。
いまある状況に、文句ばっかりつけてしまう。
恵まれ過ぎているのも、どうなんだろう。
例えば、今自分が、不遇で、とても辛い状況にあったらどうだろうか。
その時、優しい声をかけてくれる人がいたならば、その人がまるで天使のように思えるだろう。感謝するだろう。
幸せの尺度、喜びを感じる閾値は、低いほどいいように思える。
日々、些細なことに傷つき落ち込み、しかし些細なことで嬉しかったり、励まされたり。


トライアスロンは自分と向き合いながら、自分自身と闘うスポーツで、最後まで諦めずに、それぞれが完走を目指す。
生きていると、泣きそうになることもある。
理不尽さに腹が立つこともある。
やせ我慢をしないといけない時もある。
とにかく、途中で投げ出さずにやり遂げなければならない。
それが、決して簡単ではないことを、肝に銘じて。


吉備路でゴール後、チームメイトのasaさんと談話した。
「ハニーさんて、ウェーブに昔からずっといる人と思ってました。」
いえいえ、トライアスロン歴3年目のペーペーです。
でも、トライアスロンを始めて、確実に自分は変わったと思う。
単純に楽しむ趣味ではなくて、日常生活や、考え方にまで影響していると思う。
「このくらい、何でもない。」
って思えるんだ。
苦しんだり、こらえたり、これを当たり前の感覚にすること。
しかも、人に与えられてではなく、自ら選んで、向かっていくんだ。
すると、他のことがとても簡単にクリアできることのように思えてくる。
成功したり、手に入った時に無限の喜びを感じることが出来る。
それが理想。
マゾですね。