Mr.ホンジョー、永遠に
付属品をMr.トレックに移したあとのMr.ホンジョーの亡骸を受け取り、姿を眺めると、おまえとの思い出がよみがえって来るよ。
去年宮島をリベンジさせてくれたこと。
蒜山くんだりまで焼きそば食べに行ったこと。
神郷や福山、加茂郷などの自走DEマラソンに付き合ってくれたこと。
いつも一緒だったよね。
皆生にもおまえを連れて行く予定だった。
おまえとはもう、風を受けて一緒に外を走ることが出来ないのか。
ズボラな持ち主で整備がいい加減なこと塾長から何度も指摘されたけど、
よく今まで付き合ってくれたね。
愛してたよ。
やっぱり辛くて涙が流れる。
おまえなしでやっていけるかな、私。
おまえなしで皆生にいけるんかな。
おまえは、ローラー号として私の手許に置く。
これからもおまえに跨り、いつまでも愛でるよ。
おまえは私にとって、最初の男だから。