愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

生涯現役、生涯前向き、生涯楽しむ心、生涯自分磨き

センチメンタルハニー

今日は深夜勤あがりで受診し、レーザーと超音波治療を受けた。最近シップの貼りすぎで皮膚がかぶれてきたので、貼れないし、理学療法士の人から違う機種のレーザーを勧められて変えたら、痛みの取れ方が全然違うので継続している。新機種で高価な代物らしい。


睡眠をとったのち夜ラン10km。
いつものコースになんと蛍の光がちらほら。
しかも何匹も。
幻想的でロマンティック。


それからスポーツクラブへ。
実はスイムについては・・・。
25mを3本確認程度にやってみるが、まだ肩関節にピキッと痛みと違和感が走る。スイム以外はなんら支障ないのだが。
理学療法士の人が言うにはもう2週間は休んだほうがいいとのことで
言うこと聞いとこう。


それで今日もフィンをつけて水中キックを連続30分間する。
息止めも平気になってきた。
水圧がかかり鼓膜が陰圧になるので耳抜きを必要とする。
とてもこれがトライアスロンのトレーニングには見えないだろうが、水中というのは日常生活にはない世界なので、水慣れという意味でプールに通う事自体は意味があると思う。


だけど、クロールにおいては推進力に関してプルが8割、キックが2割といわれている。
2割のキックをやって意味あるだろうか。
キックは足の甲で打てない限り逆に抵抗になるみたいで、トライアスリートの場合、キックは重要視せずプルブイをつけてプル強化の練習をすることが多い。
でもこんな状況だからこそ、普段しないキック練習をするわけで、これもいい機会だともいえる。
これが本番直前じゃなかったらね〜。
海錬に勤しむ仲間がうらやましいが、
ここは孤独な作業に耐えるのだ、ハニー。


水中で無心になってキックしていると、2つの童話を思い出す。
一つはアンデルセンの人魚姫。
船が沈没し溺水しかけた人間の王子を救い、好きになってしまう人魚姫。
だけどその場面に通りかかった人間の姫を王子は命の恩人と勘違いしてしまう。
人魚姫は王子のそばにいたいため、自分の声と引き換えに海の魔女に尻尾を人間の足に変えてもらう。
でもその足は、歩く度に悲鳴を上げるほど痛いのだ。
それにもし王子から愛されなければ、やがては海の泡と消えてしまう運命なのだ。
王子は人魚姫をかわいい妹のような存在としては取るが、人間の姫のほうを選んでしまう。
人魚姫の姉達が自分達の髪の毛と交換に海の魔女からもらった短剣で王子を殺すよう、人魚姫に進言する。
王子の流した血で、人魚姫はもとの姿に戻れるのだ。
しかし人魚姫は愛する王子を殺すことなんか出来ず、海の泡となることを選ぶ。


もう一つは小川未明のあかいろうそくと人魚。
人間の世界はきっとすばらしいものと信じた人魚が、ある漁村の神社に子どもを産み落とし、人間に委ねる。
人魚の子は老夫婦に拾われ、大切に育てられ美しい娘に成長する。
家業のろうそく屋を手伝うのだが、白いろうそくに赤い絵の具で美しい絵を描き、それは飛ぶように売れた。それを買って神社に点すと、水難を防ぐと評判だった。
ある日、老夫婦のところに香具師がやってきて、人魚を見世物にするから売ってくれという。
最初老夫婦は拒絶したが、香具師に人魚は不吉なものだと言われ、さらに法外な金を出すとの言葉に目がくらんで、娘を売る。
人魚の母親の怨念からか、嵐が起き、娘が入った檻ごと船は沈んで、多くの漁船も被害に遭い、ろうそく屋は店をたたんで、やがては村ごと退廃してしまう。


2つとも悲しい話だ。
私みたいだよ〜。