第33回 瀬戸内海タートルフル・マラソン全国大会

まずは結果発表から
記録：4時間30分48秒（ネットタイム：4時間30分32秒）
フル女子40歳〜55歳の部：第28位/78人中
フル総合：第595位/1298人中
なんと、去年を20分も下回る結果です。
ガビーン。まさかの結果です。いえ、当然の結果でしょうか。
↓去年の記事。時間があったらお読みください。　

第32回瀬戸内海タートルフルマラソン - 愛の戦士 キューピーハニーの日記

レース展開
残業続き、休みのトレはバイク優先、となるとラン練はおろそかに。
月間走行はトレミル含む約60km。これでも頑張ったほう。
しかし逆に、強制的な練習不足に追いやられた私はまるで、檻に入れられたまま何日も飢餓状態にさらされた、ライオンのようなものだ。
目の前に待ちに待った肉を置かれ、今、解き放たれる！
目標タイム4時間のスタートラインに並ぶ。
サブフォー狙ってるんだから当然でしょう。
しかし上手くいきませんな。
抜かれます抜かれますひたすら抜かれます。
「なんでぇ〜あんたら、どうせ月に300kmも400kmも走っとんだろ。この私にちょっと勝ったからってエエ気になるなよ〜！！！」
と、心の中でつぶやく。ものすごい言いがかりです。
約3km地点で東雲爆走隊ちーちゃんママからロックオン。
今日もものすごい笑顔。
彼女に会うとほっとする。
でも、本日トークにお付き合いする余裕ありません。
YelloooooooWさんと初対面。完走目的です、などと謙虚な言葉を残しつつ軽やかに前方へ。
5km 27分。
7km地点でNoLimits 初音ミクジャージを着たスコット君につかまる。
彼もいろんな方法でテンションをあげているんでしょう。
私も練習不足を音楽のリズムでごまかし体を引きずってます。
しかしきついな、このコースは！
10km 58分。
折り返しはどこ？
2時間以内にはいこうぜ。
20km 1時間57分。
折り返してすぐに、NoLimits GENさんと対面。
ひそかにあせる。
もうすでに、2時間を軽く超えてるけど、半分の後半上げていきゃ、いんだろ！
実は、ここで泣き言を言うようなんだけど、
皆生でバイクタイムアウトになった時、バイクパートの前にファーストランで消耗したからだよと慰めてくれる人がいた。
だけど、自分にスピードがないことは認めるけど、トライアスリートとして自分には体力も、そして根性でさえも足りなかったのかと、情けなかった。
もし後半を前半より上げれば・・10分速く走るも走らないも自分次第だ。
ゴールで自分を褒めるも許せないのも今これからの自分次第だ。
飛ばす。理屈抜きに飛ばす。鬼の形相で。
今まで抜かれた人を一気にごぼう抜き状態だった。
私の息づかいにびっくりして前方のランナーが振り向くくらいだった。
トライアスリートの粘りのランをみせてやる。
トライアスリートは、バイクで脚が終わっても、そっからランスタートなんだ。
鶏が首チョンパされても走るように、魚がさばかれたあともエラを動かすように、
トライアスリートは魂で、走るんじゃ！
オレンジのTシャツの男性が私をぴたっと張り付くようにマークしているのがわかる。
粘り強い人だ。
正直、うっとうしい。
失礼だが、ハエでも払うようにかわす。
あっ、そういえば私もいつも人様にやってることですね。
ダッシュして・・・。
30km地点で終わりました。脚が。
ところで最近、体内のミトコンドリアを増やす短時間高負荷ランがロング走に匹敵する効果があるって言われてるでしょう？
トレ時間が知れている私も、実はしまり際ギリギリセーフでスポーツクラブに行って、何回かアゲアゲでトレミルしたわけです。
でもあれはもともと脚の筋肉が発達してる人での話ですね。
ロング走不足でフル臨んだら、ロボコン状態ですわ。
あたりまえか・・・。
だいたい高負荷練の頻度も足りないし。
さっきのオレンジの男性のTシャツをよくみたら、ウルトラマラソンのフィニッシャーTでした。
抜かれる時、「どうりでお強い・・。」と声かけました。
さよ〜なら〜。
なんとか脚は止めずにゴールしました。
人生と一緒で、脚を途中で止めることは出来ないんです、マラソンは。
現状、こんなもんです。
でもいいんです。飛ばしてもたなかっただけで、こんどはもたせるようにしとけばいいんですから。どうせ飛ばさなきゃいけないんですから。
がんばります。