愛の戦士キューピーハニーの日記Neo

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第36回全日本トライアスロン皆生大会

結果 総合783位(女子の部76位)Time 14:08:13

Sime time(3km)    1:18:30(856位)
Bike time(140km)  6:44:14(831位)
Run time(42.195km) 6:05:29(683位)

タイムは散々でしたが、何とか4年連続完走を死守出来ました。



レース直前のトランジションエリアで、今年もトップアスリート谷新吾選手と秦陽一郎選手を捕獲。縁起を担ぎこれで完走間違いなし!(笑)。

スイムスタート。
今年も去年の記念大会に引き続き個人1000名、リレー60組の増員、混雑を防ぐためフローティングスタートに変更。確かにバトルが減少しよかった。
皆生の3kmは激しいバトルを除いては、今までの経験では泳ぎやすいイメージ。
散々のタイムの原因はうねりで流されコース取りが上手くいかなかったこと。方向感覚が乏しい私はコースロープ沿いを離れない方が無難だった。今回ドラフティング作戦も上手いこといかなかった。


バイクスタート。
電光表示のスイムアップタイムはショックだったが、まだまだ序盤。気を取り直してバイクスタート。
ところがなんと10kmちょいの地点で、シートポストがボトンと落下。ウソっ。
2日前にバイクを丸洗いして、その際シートポストをはずして水抜き、天干しして乾かした後、サドル高を少し高めにポジションを調整して固定し直した。根限り強く締めたんだけどなぁ、後から聞くと固定剤を使ったほうが良かったのね。前後タイヤ交換もしたので、もちろん何キロか慣らし運転したんだけど、その時は大丈夫だった。
家の工具で整備して気づかなかったんだけど、なんと携帯工具の中にシートポスト固定の
サイズの六角レンチがなかった!あと130kmをどうやって走るのか・・。
と、そこへ運よく大会公認メンテナンス車が通りがかり停車。ああ、神よ〜。
手早く処置してくださり、「大丈夫、最後までいけるよ。」と激励をいただく。感謝。
「はいっ!絶対に完走しますので!」
その時なにやら、後方でガシャンという音が。
なんと道路端に停車していたそのメンテナンス車に女性選手の一人が衝突。まもなくリスタートされ安心した。責任を感じたがメンテナンス車にも被害はなく、私も気を取り直してリスタート。
3月から部署異動になり、練習時間の確保が難しくなった。バイクも近所を一度に20km程度を乗るのが関の山で皆生に向けてのロングライドは出来なかった。それでも、この大山山麓を走るバイクパートは楽しみだった。いまこうして本番を走れている。絶対に最後まで走りきってやる。
ちょうど抜きつ抜かれつの女性選手が知り合いの方と気がついて、なんとその人がメンテナンス車に衝突した選手であるということが話していて分かった。スイムアップの時間が私と同タイムくらいで気持ちが焦っていらしたそうだ。
「肩が折れてるかもしれない。」
連続完走でベテランの方なので、「焦られることなんてないし、体が一番じゃないですか。」とお話するが、バイクは大丈夫、走りきるとのこと。
その気迫には脱帽だった。ランは棄権されたが、バイクゴールされていた。
タイムロスはあったが、リミット28分前にバイクゴール出来た。


ランスタート。
ブリック練習どころか、ラン単独練習も小指の痛みで大事を取りほとんど出来ておらず。
こんな状況で挽回出来るはずはないがとにかくベストをつくそう。
折り返し地点の境港緑地公園までが3時間15分もかかった。厳しい状況だ。
ガーミンもエイドを含みのキロ15分を刻む。うそだろ、時計壊れてる?
上げようにもキロ10分を切ることすら出来ない。絶望的な状況だった。
もう今年は完走出来ないのか。頭を何度もよぎる。
リタイヤしていく選手達が近場のエイドまで歩行していく姿が見え始める。
私にはそれが許されるのか、そんな訳がない。
チームを立ち上げて、みんなにジャージをつくってもらって、音頭をとったこの私に、
そんなことが許される訳がない。
ただひたすら、下集会所AS復路20:30リミットと中海テレビAS復路21:00リミットをくぐることに意識を集中させるのみ。
絶対絶命崖っぷちのこの状況は精神的に追いつめられた。
でも足が動かない訳じゃない。だから前に進めない言い訳はない。
腕を振る、必死に振る。とにかく振る。鬼の形相で必死に。
復路は停止せずにスポンジを受け取り、最低限の補給にしエイドをほぼスルー。
信号待ちで一緒になる選手の皆さんにも焦燥感と絶望感が見え隠れしていた。
そんな選手の皆さんに「絶対ゴールしましょう!」と自分に喝を入れるつもりで問いかける。
そう声を出しながらも、決して諦めはしないけれども、どうあがいても無理かもしれない、その時はその時と腹をくくろう、そう頭の片隅にあった。
だがあと4km地点、リミットまで50分あるという時点で、やっと希望が見えた。いや完走出来るという確信に変わった。最後の陸橋ありますけど。拷問じゃ〜。
東山陸上競技場の、あのまぶしいゴール会場に、絶対にたどり着く。
地元の方達が「おかえり〜、おめでとうございます、おつかれさま〜。」
と声かけてくださる。
「ありがとうございま〜す。帰りました〜!」と大声で叫びながら、ダッシュ
何とかだけど、ゴールテープが切れた。
あ〜首だけはつながりましたぁ〜。